池井戸潤

2013年06月29日

★七つの会議



NHKて早くもドラマ化されたようで、配役を見ると、突如抜擢された冴えなかった中間管理職が主人公のようですね。

しかし、本当の主人公は誰か、最後まで読むとダークホースが浮かび上がって来ます。

企業倫理と社内の勢力争い、時に家庭の事情も含み、大企業のグループ企業内部の人間模様を描いていて、グイグイ読まされました。

また、憶測が飛び交う秘密事項の謎解きミステリーも味わえます。

しかし、それにつけても、グループ企業とはいえ、第三者から見れば立派な大企業の幹部どものケツの穴の小ささには唖然としつつ、現実世界の昨今の企業トップの腹のくくり具合の緩さと重なります。

腹をくくり、捨て身で立ち向かった人が報われないで、調子が良いイエスマンの方が出世する事は、往々にしてある事のようですが、本当に幸せなのは誰かと言うオチもあって救われます。

ただ今大人気の朝ドラヒロイン流に言いますと、○○さん、カッケー!

※○○さんの名前を出すとネタバレなので、特に名を秘します(笑)。


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kaikoizumi2005 at 11:16|PermalinkComments(0)

2012年03月04日

□ルーズヴェルト・ゲーム



 本が好き!の献本です。

 タイトルのルーズヴェルト・ゲームとは奇跡の逆転劇、野球好きだったルーズヴェルト大統領が「一番おもしろい試合は8対7だ」と語った事に由来するそうです。つまり、崖っぷちからの生還を意味します。

 景気の低迷により、実業団チームの休止のニュースを数多く耳目にするようになりましたが、この本を手に取った瞬間、種目は違いますが、3年前のお正月に見に行ったアメリカンフットボールのライスボウルの会場、後楽園ホールの近くで、チーム復活を訴えてチラシを配っていたかつての名門チーム、オンワードの選手たちの姿を思い出しました。

この作品では、青島製作所と言う技術力はあるが、あざとい営業は出来ない中堅企業の野球部がリストラの一環として廃部の危機にさらされますが、 それと同時に会社そのものも営業力のあるライバル企業ミツワ電機から持ちかけられた合併話で揺れます。続きを読む

kaikoizumi2005 at 16:04|PermalinkComments(0)
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