加藤政洋

2020年07月23日

△酒場の京都学

  本が好き!の献本に久しぶりに申し込みしました。

 献本のお知らせを見た時に何かピピっと来るものがあったからですが、著者略歴を見てなるほどと思いました。長野県立諏訪清陵高校のご出身。多数の人材を輩出、一例としてユニークな建築で有名な藤森照信先生の出身校でもありますが、僭越ながら、親戚の出身校でもあります。

  諏訪湖に近く山岳風景が美しい場所に生まれた人をもひきつけてやまない京都。近隣域にご縁があるだけに著者の心情が分かるような気がします。

  さて、タイトルから、酒場でちびちび飲みながら京都を語るというというグルメ系かと勘違いしましたが、幕末くらいから、京都に現れた広義の酒場の変遷を追った内容で、個人的にはその方が良かったです。
 
 主に、四条河原町を中心に1キロ四方くらいの狭い地域に盛り場として成立した木屋町や、寺町京極の裏に並ぶ店の由来や様子などが述べられています。続きを読む

kaikoizumi2005 at 22:36|PermalinkComments(0)
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