創元推理文庫

2010年03月18日

□バレンタインは雪あそび


バレンタインは雪あそび
  • レスリー・メイヤー
  • 東京創元社
  • 987円
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書評


 本が好き!の献本です。

 本が好き!に登録した初期から面白く読んでいるレスリー・メイヤーのルーシーシリーズの第五弾。

 アメリカ東部のティンカーズコープという町に住むルーシー。修復専門の大工である思いやりのある夫と、4人もの子どもたちと暮らしている良き母、チャーミングな妻である女性ですが、事件が起こると、ついつい首を突っ込んでしまうミステリー好き。

 今回は町の公立図書館の理事として着任の日から物語が始まります。続きを読む

kaikoizumi2005 at 22:24|PermalinkComments(0)

2010年03月13日

□蔵書まるごと消失事件


蔵書まるごと消失事件
  • イアン・サンソム
  • 東京創元社
  • 1260円
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書評


 本が好き!の献本です。

 主人公イスラエル・アームストロングは司書資格を持ち、アイルランドの片田舎の図書館司書のポストに迎えられたために、ロンドンから颯爽と・・・・

 というはずが、ご本人のイケテない容貌はともかくとして、訪れた図書館は閉館。代わりに移動図書の責任者に任命されたものの、移動図書の自動車はおんぼろ、運転手の男は粗暴そう。そして、何と、書籍が全く無い。15000冊程が「盗まれている」と発見して、イスラエルは唖然とします。

 イスラエルの上司に当たる中国系のリンダ女史はいつでも食べ物を口に入れてるだらしな系のキャラだし、イスラエルの下宿先になった部屋には鶏が住み着き、その家のオーナーは時々大ボケをかます老人と孫姉弟。
 
 本を盗んだ犯人探しをしようと、好きになれないしょぼい町を移動するイスラエルの前に現れるのは、どいつもこいつも一癖も二癖もありそうな難物ばかり・・・続きを読む

kaikoizumi2005 at 23:00|PermalinkComments(0)

2009年08月02日

□授業の開始に爆弾予告


授業の開始に爆弾予告
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書評/ミステリ・サスペンス


 本が好き!の献本です。

 私にとってすっかりお馴染みのアメリカ人の中流の良識的主婦、ルーシー・ストーンが大活躍するコージーミステリー。

 今回は子ども達が通う小学校で爆発事件が起こったのが発端となり、障がいのある子どもを救って一躍ヒロインになったやり手の若い副校長を巡って、臨時アルバイトとして、町の週間新聞に記者になったルーシーが活躍します。続きを読む

kaikoizumi2005 at 22:28|PermalinkComments(0)

2009年01月11日

□ブライトノミコン


ブライトノミコン
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書評/ミステリ・サスペンス


本が好き!の献本です。

いつもガーッと読み、パッパッと拙速な書評(もとい感想文f^_^;)を書く私が、すこぶる時間が掛かり、しかも高ポイントをつけられないのは、この作品が悪いのでは無く、作品と相性が合いにくかったからにつきます。

まず第一に、私がこの作品で多発するギャグや破天荒な事象を味わえる年代でも、嗜好の持ち主でも無かったと言う事。1960年代のイギリスのカルチャーに憧れていた、つまりは団塊から上の世代、あるいは、年少でもそれらに造詣の深い人なら簡単に入り込め、ニンマリ出来たのでは?と思いますが、私にとっては、子どもの頃に親が懐メロ番組を見て感動しているのを見たが如くのギャップがありました。

続いて、折しも大学生の大麻所持が問題になっていて、我が子は大丈夫かいな、とピピピとなっているところに主人公リズラを助け冒険を共にするミスター・ルーンなる怪人物が麻薬愛好家と言う触れ込みでは、子育て道中の間にいつしかPTA的な発想に練り上げられた私の頭が、あかんのじゃない?と抵抗したのでした。

そして、万能なのにひどくいい加減と言うミスター・ルーンのキャラクターが、どうしても昨年前半に読んだ「夢をかなえるゾウ」のガネーシャとかぶってしまうと言うタイミングの悪さと……

それで、1/3位読むまでが、茨だらけの道を歩く位大変だったのであります。

3つの呪縛が取れ始めたのは半分程も読んでから。

ミスター・ルーンは麻薬愛好家と言うけれど、幻聴に基づき銃を乱射するような人物ではないし(ただし、杖を振り回してタクシーに無賃乗車したり、食事代踏み倒しはしょっちゅうの凶暴な人物です)、ガネーシャのようにいい事、またの名を説教も言いません。

イギリスのポップカルチャーだけでなく、史実も踏まえた(らしい)内容は教養テストのようでもありまして、訳の分からなかった登場人物の性格がようやく分かる頃に物語はクライマックスを迎え、収束に向かうのです。

全く勿体無かった。最も作品と一体化しにくい時期にしにくいコンディションで出会ってしまったようです。

それで、巻末で主人公リズラが自分の正体を取り戻してから述べる、著者の別の作品を、今度は呪縛無しに読んでみたい、と思っております。


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kaikoizumi2005 at 16:07|PermalinkComments(0)
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