万城目学

2014年07月12日

2014年上期 読書メモ

 このところ、大変にサボりまくっている読書ノート。そもそも、読書量もぐっと減りました。今や、本が好き!の献本に基づく宿題を必死になんとか、期限に間に合わせるのが精いっぱいという有様です。
 
 そこで、2014年上期に読んだ本の羅列をして見ることにしました。

1月

いいね!フェイスブック 野本響子

政と源 三浦しをん

2月

弱ったからだがよみがえる人体力学 井本邦昭

キリコはお金持ちになりたいの 松村比呂美

秘太刀馬の骨 藤沢周平

ポースケ 津村記久子続きを読む

kaikoizumi2005 at 13:07|PermalinkComments(2)

2014年04月29日

★とっぴんぱらりの風太郎

 ぶっちゃけ正直に書いちゃいます。

 万城目ファンなのですが、それだけに、彼の作風かくあるべしという思いが強いのかも知れません。



 今までの万城目作品は、奇想天外、笑える場面が多くて、あるいはしんみりとにせよ、血の雨が降るような場面はなかったのですが、この作品は大阪落城直前の戦国時代末期とはいえ、実にスプラッターな表現が多くて、映像化された指輪物語を見た時のような違和感がありました。

 忍者の厳しい修練を描いたから、必要な記述だったのさと言われればそれまでですが、せっかく、豊臣家の象徴である瓢箪の妖ともいえる居士という奇想天外な存在を描いたのだから、ジ・エンドも笑える方向性に持っていって欲しかったのですが・・・

 万城目作品に特徴的な繰り返しのどんどん話的な展開が、本作では舞台が大阪落城だから仕方ないとは言え、暗い方向性に転がっていくので、愉快爽快(いったいどこの温泉の宣伝だ?というフレーズですな(^^ゞ)がないのです。

 直木賞の選考で「無駄に長い」という類の評があったというのが頷けます。新聞に連載という事で、ある程度の長さが必要だった? 肩に力が入っちゃったのでしょうか?

 瓢箪好きと、遺された秀頼公の遺児というのが、プリンセストヨトミにつながるんだろなぁ・・・と仄明るさが見えない訳ではないですが、たくさん振り回された割にはこの終わり方はなんだぁ〜というのが読み終わっての感想です。


 続きを読む

kaikoizumi2005 at 22:29|PermalinkComments(0)

2011年05月14日

★偉大なる、しゅららぼん



ラッキー! 市民図書の新着本でまっさらな万城目本を借りられました。

プリンセストヨトミ級の荒唐無稽なお話の舞台は滋賀県。湖北地方と湖東地方の境目の石走と言う城下町です。

表紙扉に書かれた出展が明治35年編纂の全日本城郭大事彙という石走の解説からして既に万城目流ド法螺かもねと思いますが、その石走にあるお城に暮らす日出一族の本家に湖西から怪しい奨学生として寄宿する日出涼介が本編の主人公です。

怪しい舞台とは思ったものの、長男が学生生活を湖西で過ごしたおかげで滋賀県ともご縁が出来た身なので、ハトのマークをつけたスーパーの光景が容易に頭に浮かび、すぐに万城目ワールドに潜入出来てしまいました。続きを読む

kaikoizumi2005 at 18:00|PermalinkComments(0)

2010年10月04日

★ザ・万遊記




kaikoizumi2005 at 23:00|PermalinkComments(0)

2010年02月27日

【図書カード】かのこちゃんとマドレーヌ夫人



 万城目学氏の最新作。ついつい買ってしまいましたよ。

 かのこちゃんという天真爛漫ユニークな小学1年生と、彼女の家に突然住み着いたマドレーヌ夫人という猫の世界を描いた作品。

 プリンセストヨトミや鴨川ホルモー、鹿男あをによしのように奇妙奇天烈とも言うべき強烈な盛り上がりは感じられず、淡々とした日常を描いているようでいて、実はかなり奇妙な話ではあります。

 かのこちゃんは「となりのトトロ」のメイちゃんがちょっと大きくなったようなタイプかなぁ〜などと姿を目に浮かべてしまいます。そしてかこちゃんと同じほどユニークな故に刎頚の友となった頑張り屋のすずちゃんとの友情も楽しめます。

 一番泣かせるのはマドレーヌ夫人と夫である柴犬の玄三郎の愛。犬と猫の結婚なんてありえないんとちゃう、という突っ込みを入れる余地もなく、真実の愛が語られています。

 動物と人間の境がなくなる、いとも自然に納得させられてしまうのが作者の手腕でしょう。

 夏祭りを最後の思い出としてお別れしなくてはならなくなったかのこちゃんとすずちゃん。老齢によるガンで玄三郎を喪ったマドレーヌ夫人。それぞれほろ苦く、悲しい、切ない思いを乗り越えて、これからもたくましく元気に生きていくだろうなぁと思われます。

 かのこちゃんの命名の由来が「鹿に言われたから」と言うお父さん、もしや、あのお方?なんて著者は相変わらず楽しいつながりを期待させてくれています。では、鹿と話せると言うお父さんの説明をのほほんと聞いているかのこちゃんのチャーミングなお母さんは誰でしょう?

読書blogランキングへ


kaikoizumi2005 at 22:26|PermalinkComments(0)

2009年04月05日

【図書券】プリンセス・トヨトミ



 「鴨川ホルモー」「ホルモー六景」で私にとっては非常に好きな作家になった万城目さんの最新作。
 
 図書館に予約したけれど、待ち人数の多さに、待てない!となりまして、ネットアンケートで溜め込んだ図書券使わなくちゃで自腹です。

 著者が大阪の生まれという事で、大阪に対する愛情がた〜ぷりな作品。続きを読む

kaikoizumi2005 at 21:00|PermalinkComments(0)

2008年05月18日

★ザ・万歩計



春先に「鹿男あをによし」のドラマが放映され、一気に知名度が上がった(と思われる)万城目学さんの初エッセイ集。

 何と何と、葉山の師匠の大阪の教室の生徒さんにご母堂がおられるとかで、師匠の本をお借りしたのに、悲しや真正貧乏性、期限が区切られた図書館からの借り物じゃないと遅々としてページが進まない、又の名を一夜漬けタイプと言う自分を改めてしっかり実感した次第です。f^_^;

このエッセイ集、前半では「あらあら新しい作品のネタになりそうな話をこんな所に書いちゃって良いの?」と思わせるショートストーリー的な記述もあります(って、今は無縁だが、かつて後に三島賞作家になった幼なじみがその手の話をしてくれた時、作品は既に出来上がりに近かったので、万城目さんも同様の状態だから、ここに書いちゃっているのでは?と想像してますが)。

後半は著者の日常、特に大学時代の旅で出会った風景や経験を描いていまして(ゴキブリとのシュールな格闘という日本的主題もございました(笑))、海外行きた〜い、と帰省する都度人を上目遣いで見て、口先ばっかで金貯めないヤツに万城目センセイの爪の垢を煎じて飲ませたいもんだと思いました。

で、アドリア海でひと泳ぎと洒落込んでパスポート他を盗まれ、帰国後、インターポールから電話があったり、誠に話のネタが尽きないのですが、一番印象的なのは鹿が喋るの鹿男の大ヒントを与えてくれたトナカイとの出会いをもたらしたモンゴルでの暮らし。

憧れの自給自足の実態は朝から晩まで生活まわりのあれこれに追われて1日が終わるので、晴耕雨読的な思索的生活とはかけ離れている現実を知った万城目さんはモンゴル人の生活力に脱帽。尻尾を巻いて退散、と言う体たらくになったそうで…そこんところを気取ったりせず、素直にと言うか、敢えて諸体験をバカっちく書いてしまうあたりに、賢い人のシャイさを感じ…新鮮さや親近感(?!)に繋がるんですね〜。


結論ーこのエッセイを読み、新作に益々期待し、かつ「鴨川ホルモ−」の映画化→上映も楽しみにしま〜す!


読書blogランキングへ


kaikoizumi2005 at 22:42|PermalinkComments(0)
記事検索
オンライン書店なら・・・
Amazonもあるでよ。
紀伊國屋書店オンライン店
ずっと愛用しています。
Archives
最新コメント
甲斐小泉が編集協力しました!
QRコード
QRコード
楽天市場