ホスピス
2011年10月02日
★死ぬ気まんまん
一度見たら忘れらんない個性的な画の絵本、100万回生きたねこの作者にして、近年はエッセイストとしても活躍し、昨年亡くなった佐野洋子さんのエッセイと対談による最後の本。
冒頭のエッセイは著者の身辺に現れるウソか本当か分からないような茫洋とした古道具屋や、みんなに引かれる程のちゃっかりした友人、従姉妹などに、今は肥えて見る影もないと言われることも多いながら、彼女はそんな彼も好きというかつてのアイドルや、自分の生い立ちまで、時間軸はあちこちに飛び、脈絡がなさそうでいて、彼女の生きて来た姿勢、好きなモノ、嫌いなモノが描かれていて、100万回生きたねこの威風堂々とした姿と重なってしまいます。続きを読む
kaikoizumi2005 at 10:02|Permalink│Comments(0)│