タオ
2008年09月21日
★朝めしの品格
市立図書館の棚で発見。大ヒットした品格モノの柳の下の何匹めかのドジョウの一匹と思しきタイトルだけど、内容は日本の朝ご飯決定版のウンチクを語ったもので、味わいのある著者のヘタウマ寸前のイラストと解説分が添えられ、読んでると一層トラディショナルジャパニーズブレクファースト、即ち、戦後の繁栄に伴いおかしくなった以前の朝ご飯を食べたい!と言う気持ちにさせられた。
知っているようで知らなかったエピソードが豊富で、時にはあの司馬遼太郎さんの取材不足に鋭いツッコミが入れられたり、イギリス発祥のサンドイッチと日本人の鉄火巻きは、貴族と庶民の違いはあれども、共にゲーム中のファーストフードとして手を汚さずに食べられるから‥…と言うトリビアの泉的な話などがあり、思いがけず面白いめっけもんでした。
団塊の世代のちょいと下の著者。ウンチクを傾ける事に掛けては年齢相応の安定感がありつつ、偉ぶらない、かつ滑り過ぎない書き方で、私にはとても読み易かった!
安直にパン食の朝食とってますが(そう、パン食が普及したのは美味しかったからはあるでしょうが、GHQのごり押し以上に用意するのがカンタンと言うのがあったと私は思う)、ホカホカしご飯に熱々の味噌汁、納豆に海苔に美味しい漬け物に玉子かメザシでもあったら、そして美味しいお茶。ホントはそれが一番!
kaikoizumi2005 at 21:15|Permalink│Comments(0)│