シンプルライフ

2011年10月03日

★人生がときめく片づけの魔法



この本との最初の出会いは今年の正月、ラゾーナ川崎の丸善でした。

手に取ってページをめくった瞬間、ピンと来るものがあったけど、買わなかったのは、既に断捨離本が手元に複数(!)あり、書籍在庫を増やしたくなかったのに加え、著者の若さがありました。

独身女性の片づけは、甲羅を重ねたオバサンには不適合部分が多いのではと懸念したのです。著者自身がまずは独身女性のために指導していると述べている事で、お呼びじゃないんだろうなぁという先入観もありました。続きを読む

kaikoizumi2005 at 17:10|PermalinkComments(0)

2010年04月15日

★不便なことは素敵なこと



市立図書館のヤングアダルト向けの棚で見つけた本で出版されたのは前世紀末。でも、書いてあることは全然古びてなくて、むしろ最先端を行き過ぎ、ゴールを通り過ぎてしまった位(笑)。

残念ながら、著者の憂いていた先ずは権利を主張し、物質に満たされた生活こそ幸せと思いながら、実はちっとも幸せではないアメリカンライフをその後の日本はほぼ踏襲してしまったようです。

売らんかなの商業主義に煽られ、買えば買うほど空しい日々は不況も手伝い、一部、見直されてはいますが、不況脱出には沢山売って盛り上がろうと言う古い価値観では地球環境がどうなるか、新しい価値を創出せねば、と説く著者。

アメリカの富裕なエリート階級に生まれながら、つましい日本人青年と結婚、谷根千に住み、日本流のソロー的生活を送っていた著者のその後は存じませんが、満ち足りて足らない富裕層の生活を体験したからこその言葉であると思わされます。

でも、やりたい放題やりまくってから、地球温暖化のツケだけは平等に回そうと言う先進国の言い分と似ていない事も無いとツッコミを入れる気持ちも少々…………(^o^;)

二十世紀末の日本の下町や地方の、外国語は知らなくても、真のCOSMOPOLITANとの出会いや、今から思えば、当時既に絶滅に貧していた風俗などをいささか日本ひいきにあたたかい目で見てくれている本です。

訳を手伝い、挿し絵を添えてくれただんな様も金は無いが、育ちの良い、外国語堪能なCOSMOPOLITAN、真のエリートのようで、いい人と出会えて良かったね〜、と言いたくなる、他の人たちとのエピソードも多々で、出会いの大切さを語る本でもあります。


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kaikoizumi2005 at 12:57|PermalinkComments(1)
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