サビーネ・フリューシュトゥック
2008年06月29日
★不安な兵士たち
実はこの本、最初に借りた時に、ちょうど旅行などにかかっていた時期で読み終えることが出来ず、もう一度借りました。図書館から借りた本でも、大概は期間中に読み終える、逆に読み終えなかった本は著者には申し訳ないけれど相性がいまひとつなので、再度借りるというのはレアなんですよね。つまり、それだけ、何としても読了したい本でした。
オーストリア生まれの社会学者の著者は自衛隊研究のために、体験入隊をしたり、色々なツテを使って自衛隊の関連施設を見たり、行事を見たりし、日本人もなかなか知らない自衛隊の姿を捉えています。
旧軍とのつながりを断ちたい部分と、つなげたい部分があったり、そもそも生い立ちからして非常に変則的な組織であるが故に、兵士たち(自衛官とフツーには呼びますね)も不安定・・・。続きを読む
kaikoizumi2005 at 15:00|Permalink│Comments(0)│