小説・物語

2022年01月19日

★童の神

童の神 (ハルキ文庫 い 24-7 時代小説文庫)
今村翔吾
角川春樹事務所
2020-06-15


  ニュースで、今村さんの直木賞受賞が発表されました。おめでとうございます。続きを読む

kaikoizumi2005 at 20:04|PermalinkComments(0)

2021年10月16日

★今度うまれたら

今度生まれたら
内館 牧子
講談社
2020-12-03


  最近、老眼の度合いが増したこともあるし、家庭内でもあれこれあって、本は借りても、読了できず返却というパターンが増えたのですが、この本、さすが手練れの作家が書いただけあって、ちょっと昼ご飯の前に目を通そうと思って開いた後、一気読みさせられてしまいました。続きを読む

kaikoizumi2005 at 15:41|PermalinkComments(0)

2020年10月11日

★おちび

おちび
エドワード・ケアリー
東京創元社
2019-11-29



  彫刻家・画家でもあるという作家が、本人が描いたという事で、ちょっとおどろおどろしいイラストもたくさん添えて、フランス革命勃発前からナポレオンの登場後まで生きたおちび、ことマダム・タッソーの前半生を活写しているので、小説なんだか、人物伝なんだか微妙なところではある。
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kaikoizumi2005 at 23:59|PermalinkComments(0)

2020年10月03日

★クジラアタマの王様

クジラアタマの王様
伊坂 幸太郎
NHK出版
2019-07-09


  新型コロナ禍でしばらく利用を控えていた地区センターの図書コーナーから久しぶりに借りました。

  伊坂幸太郎さん、結構好きだし、新しめの本だしという事で、何の予備知識もないまま借りました。続きを読む

kaikoizumi2005 at 23:59|PermalinkComments(0)

2019年09月16日

★昨日がなければ明日もない

    下山して、最初に市民図書で借りた本。

     友人が返却したばかりなのを早速借りました。
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kaikoizumi2005 at 18:26|PermalinkComments(0)

2019年03月14日

国宝

国宝 (上) 青春篇
吉田修一
朝日新聞出版
2018-09-07



国宝 (下) 花道篇
吉田修一
朝日新聞出版
2018-09-07

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kaikoizumi2005 at 21:27|PermalinkComments(0)

2018年01月26日

★横浜大戦争

横浜大戦争
蜂須賀 敬明
文藝春秋
2017-06-15



 ご当地ネタとして、生活圏の書店に平積みしてあって、興味があった本、地区センター新刊本の棚にあったので、すかさずげっとぉ!(ごめんなさい、買わないで、です)続きを読む

kaikoizumi2005 at 15:53|PermalinkComments(0)

2018年01月12日

★カシス川

カシス川
荻野 アンナ
文藝春秋
2017-10-05



  ほぼ私小説と思われる作家である娘と、抽象絵画の画家である母との、一卵性母子状態での、介護、自らの大腸がんとの闘病の日常を描いた作品。

  華やかな容貌、慶応大学の教授という地位にある著者を、羨ましい人の一人として見ていたけれど、母によって結婚を阻止され(それをはねのけるだけの強さがなかったというべきなのか)、子どもを持ちたかった願望を果たせず、愛した人は壮絶な食道がんで喪い、老年に差し掛かった女性の、体力気力共にきつい日々を描いており、下手をするとドロドロ、また介護や自らの病状などは、汚くて惨憺たる描写になりそうなところを、詩的だけれど的確な表現や、時として織り交ぜるユーモアで、読ませてしまう作品。続きを読む

kaikoizumi2005 at 23:59|PermalinkComments(0)

2017年06月25日

★おばちゃんたちのいるところ

kaikoizumi2005 at 21:34|PermalinkComments(0)

2014年04月29日

★とっぴんぱらりの風太郎

 ぶっちゃけ正直に書いちゃいます。

 万城目ファンなのですが、それだけに、彼の作風かくあるべしという思いが強いのかも知れません。



 今までの万城目作品は、奇想天外、笑える場面が多くて、あるいはしんみりとにせよ、血の雨が降るような場面はなかったのですが、この作品は大阪落城直前の戦国時代末期とはいえ、実にスプラッターな表現が多くて、映像化された指輪物語を見た時のような違和感がありました。

 忍者の厳しい修練を描いたから、必要な記述だったのさと言われればそれまでですが、せっかく、豊臣家の象徴である瓢箪の妖ともいえる居士という奇想天外な存在を描いたのだから、ジ・エンドも笑える方向性に持っていって欲しかったのですが・・・

 万城目作品に特徴的な繰り返しのどんどん話的な展開が、本作では舞台が大阪落城だから仕方ないとは言え、暗い方向性に転がっていくので、愉快爽快(いったいどこの温泉の宣伝だ?というフレーズですな(^^ゞ)がないのです。

 直木賞の選考で「無駄に長い」という類の評があったというのが頷けます。新聞に連載という事で、ある程度の長さが必要だった? 肩に力が入っちゃったのでしょうか?

 瓢箪好きと、遺された秀頼公の遺児というのが、プリンセストヨトミにつながるんだろなぁ・・・と仄明るさが見えない訳ではないですが、たくさん振り回された割にはこの終わり方はなんだぁ〜というのが読み終わっての感想です。


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kaikoizumi2005 at 22:29|PermalinkComments(0)
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