自叙伝・人物評伝等

2020年10月11日

★おちび

おちび
エドワード・ケアリー
東京創元社
2019-11-29



  彫刻家・画家でもあるという作家が、本人が描いたという事で、ちょっとおどろおどろしいイラストもたくさん添えて、フランス革命勃発前からナポレオンの登場後まで生きたおちび、ことマダム・タッソーの前半生を活写しているので、小説なんだか、人物伝なんだか微妙なところではある。
続きを読む

kaikoizumi2005 at 23:59|PermalinkComments(0)

2020年01月18日

ある明治人の記録 改版 会津人柴五郎の遺書




 市民図書で見かけて、いったん手に取った後、やっぱりやめとこと手放した本をお正月明けに借りました。
 
 いったん手に取ったけど、というときは会津訪問前だったかも知れません。続きを読む

kaikoizumi2005 at 14:55|PermalinkComments(0)

2018年04月07日

★天才棋士 加藤一二三 挑み続ける人生




 引退後も様々な番組で活躍しているひふみんこと加藤一二三さん。 将棋に疎い私は藤井君が活躍して、いちだんとクローズアップされるまで、甚だ失礼ながら、羽生善治さんとか、一部の棋士の名前しか存じ上げず、映画で見てやっとこ夭逝された羽生さんのライバル村山聖さんの事も知ったくらい。

 ひふみんも今は穏やかなレジェンドだけれど、昔は眼光鋭い精鋭棋士だったのだろけれど、今の穏やかさはどこから?続きを読む

kaikoizumi2005 at 14:31|PermalinkComments(0)

2016年11月26日

★発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由

  またまた読書ブログはさぼり気味ですが、読書の秋にもかかわらず、ほとんど読んでいない(代わりにちょっと手ぬいなんぞしていますが)のが大きいです。肩こり度は手ぬいの方が大きいので、くたびれたくないなら、読書をしたらいいんですよね〜。




 というどうでもいい前振りはともかく、ネガティブタレントとして人気が出たモデル→俳優の栗原類君の本です。あさイチで初出演の時に、発達障害をカミングアウトされて、なるほど、彼の妙に律儀な姿勢は、帰国子女の日本語が第一外国語だからではなくて、発達障害だからなのかと思ったものでした。続きを読む

kaikoizumi2005 at 11:54|PermalinkComments(0)

2016年08月27日

八ヶ岳での読書 3

  すっきり晴れた日というのは、お盆からあとの八ヶ岳ではなかったっけ、と思い起こす毎日です。洗濯物がからりと乾く日はこちらに来てから、片手で十分足ります。午後からいきなり雷雨という日もあるので、洗濯すると、家に足止めになります。そういうときは読書に限りますね。


続きを読む

kaikoizumi2005 at 22:49|PermalinkComments(0)

2014年05月12日

★ゼロ

  時代の寵児から、一気に塀の中(実際は一気に、ではなかったのですが、イメージ的には、です)に堕ちたホリエモンこと、堀江貴文氏による自伝的ビジネス書。

  そもそもホリエモン誰?の頃から、無料プロバイダーとして、ありがたくlivedoorを使わせていただいていました。節約ネタには、まだlivedoor礼賛が残っているかも知れません。

  そして、このブログも、livedoor。読書ブログは節約ブログよりも日が浅いですが、それでも、もう八年以上場所を借りています。続きを読む

kaikoizumi2005 at 17:16|PermalinkComments(0)

2013年06月29日

★江戸の都市プランナー



 新聞書評を見て借りました。

 江戸末期、町民ながら、名主として近隣を束ねて苗字を名乗る事を許された熊井理左衛門の足跡をたどった歴史書。

 歴史書ではありますが、資料を丹念にあたり、ギリギリここまではOKだろうという推測による小説仕立ての描き方をされているために、よくある歴史的事実の羅列によって、内容的に正確なんだろうなぁと思いつつも、その味気なさに放り出したくなる類の本とはかなり趣が異なります。

 冒頭、理左衛門が小伝馬町の牢獄に入ったところから、話が始まりますが、実は小伝馬町の牢というのは、世襲でその職に当たる士族の屋敷内にあり、気の毒にもその侍は忌避されていたなどと言う、今まで知らなかった事実に加え、牢屋の構造などまで細かく描かれていて、一気に引き込まれます。

 理左衛門の回想から、彼の出自、どうやって江戸の町民のトップ格に上りつめたのか、それがどうして牢に入れられたかを、庶民ゆえに少ない資料を丹念にたどって描いています。続きを読む

kaikoizumi2005 at 23:30|PermalinkComments(0)

2012年01月28日

★勾留百二十日



村木厚生労働者局長が障害者団体向けの郵便割引制度悪用に絡み逮捕のニュースを見て、こんな真面目そうな人がと思いましたが、その後、村木さんは無罪となり、一転して村木さんを捜査した大阪地検の特捜部長と副部長が逮捕されました。

この時には、村木さんに感じた以上の違和感がありました。と言うのは、検察=鬼、怖いと言うイメージを抱いていた割に(その手のドラマは余り見ないので、祖母が近所に越して来られた元検事さんを、元の職業柄から怖いと思っていたらいい人だったと繰り返し言っていたのが大きいです)、元特捜部長の大坪さんは、普通のその辺にいそうな、怖いよりは善良そうなオジサンに見えたからでした(アクションスターのジェット・リーが「海洋天堂」で演じた、近所でお目にかかれそうな雰囲気のお父さんみたいです)。

いやいや、悪人は悪人って顔してたらばダメなんだよ、経済ヤクザなんて、見た目にはすごい紳士に見えるじゃん!と思い直しましたが、その後のバッシングを見て、少しばかりマスコミの松本サリン事件の時の反応を思い出したりもしました。続きを読む

kaikoizumi2005 at 23:05|PermalinkComments(0)

2012年01月13日

【自腹】ステップバイステップ



 昨年の世界選手権銀メダリスト、今年の全日本選手権ではおしくも連覇を逃したフィギュアスケート選手の小塚嵩彦君。私が彼を知ったのはバンクーバーオリンピックと、かなり遅いです。それ以降、自称クールな自分としてはかなり熱く応援しているのは、元々は親ばかモードから。「小塚君って、お宅の二男君と似てるよね」と言われたのが、そもそも彼を意識するようになった理由で、では、と見てみると・・・確かに、似てる感じがします。むっつり屋の二男の調子が良い時ににこっとした顔と彼の笑顔が・・・・。

 以降、理想の息子を彼に重ね合わせるという親ばか願望モード全開で応援しているのですが、その過程で、彼が祖父、父と続くフィギュアスケート家系に生まれ、サラブレッドと呼ばれている旨を知りました。

 彼が敬愛しているという先輩、高橋大輔選手は、なかなかの苦労人だと各所で報道されていますし、一昨年の秋、ありがたくも直に観賞のチャンスに恵まれたカーニバルオンアイスのパンフレットのインタビュー欄の「子どもが生まれたらスケートをやらせたいか?」の問いに、はっきりNOと書いてあるのを見て、やはり色々大変なんだろうなぁと想像させられました。対しまして、小塚君は「やりたければOK」とあくまでも自然体。それには、この本に書かれているように、環境に恵まれて、高橋選手が苦労して手にしなければいけなかった様々なものが最初から用意されていたのだろうなぁとも思わされました。

 高橋選手の華のあるスケーティングも魅せられますが、小塚選手の滑らかで端正なスケート。勿論、選手としての苦労は数多い事でしょうけれど、恵まれた育ちゆえの素直さがにじみ出ていて、自分にはないものを感じて、非常に引き付けられます。続きを読む

kaikoizumi2005 at 17:00|PermalinkComments(0)

2011年12月10日

★告白



 北朝鮮の拉致被害者、蘇我ひとみさんの夫、ジェンキンスさんの名前を聞かなくなってずいぶんになります。いっときはこの本の出版や、脱走兵としてのジェンキンスさんの芳しくない行動などが取りざたされた事もありますが、お元気にされているのでしょうか?

 たまたま近所の地区センターで発見して遅まきながら借りて来ました。

 朝鮮戦争時に前線から脱走、北朝鮮に保護されて・・・のはずが、かなり恵まれていたらしいと後から分かったとは言え、半幽閉状態の暮らしを続け、あきらめていたころに、小泉首相の北朝鮮訪問により、日本人拉致被害者がクローズアップされ、当初、被害者としてカウントされていなかった妻が先に出国して・・・という大筋は知っていましたが、生い立ちやひとみさんとの出会い、同時に暮らす事になった脱走兵仲間やその家族との暮らしなどがかなり詳細につづられています。

 ジェンキンスさんはいわばプアホワイトとして育ったようで、勉強も好きではないという、日本では落ちこぼれとカウントされるタイプだったようです。実際に蘇我さんが日本に戻ってしまってからの彼は事情が分からないために、相当荒れてしまったようで、そのあたりも率直に書いています。

 素行不良のために、犯人と決め付けられてしまったらしい大きな事件の冤罪の方たちを見ていると、あってはならない冤罪によることとはいえ、大きな苦難が彼らを磨いているのではと思う事がままありますが、ジェンキンスさんについても、同様なのではないかと思わされました。

 今の彼らが幸せでありますように! そして、最近になって生存しているのではと言われている横田めぐみさんが無事生きていて、ご両親に会えますように!

読書blogランキングへ


kaikoizumi2005 at 18:00|PermalinkComments(0)
記事検索
オンライン書店なら・・・
Amazonもあるでよ。
紀伊國屋書店オンライン店
ずっと愛用しています。
Archives
最新コメント
甲斐小泉が編集協力しました!
QRコード
QRコード
楽天市場