科学や理科系の話
2008年04月28日
★苔とあるく
とっても楽しい本でした。写真やイラスト、文章のつまり具合も何とも心地よく、ふかふかの苔みたい(笑)。
倉敷で古書店を開いている私から見ればまだうら若い著者。ひょんなことからコケにはまりまして・・・彼女は植物としてみる時は本著でコケと書いていますが、苔という字と癬という字が使われるそうです。後者は何だか痒そうという感じですが、日本ではスギゴケなどふかふかきれいな方が蘚で、ゼニゴケなどのべったりした(厳密に言うと、あんまり好かれていないかも?)コケを苔で表し、中国だと逆なんだそうです。
・・・というようなうんちくも随所に挟んで、実際にコケ探しに歩くときのお道具から、コケを見る醍醐味などなどを小難しくなく、楽しく紹介してくれていて、今度お出かけの時はもっとコケを見ようかしらん♪という気持ちにさせてくれます。続きを読む
kaikoizumi2005 at 22:00|Permalink│Comments(0)│
2007年10月18日
□噂の拡がり方
噂の拡がり方―ネットワーク科学で世界を読み解く (DOJIN選書 (9)) (DOJIN選書 (9))
- 林 幸雄
- 化学同人
- 1470円
livedoor BOOKS
書評/サイエンス
サブタイトルが「ネットワーク科学で世界を読み解く」とありますが、ネットワーク科学という新し学問が何かを説くこの本。最初の切り口が某番組でやったという「ブータンの人から知人のツテで、何人目で俳優の石坂浩二さんにたどりつくか」という話、続いて、口裂け女などの都市伝説なので、ど素人もぐっと引き付けられます。続きを読む
kaikoizumi2005 at 22:55|Permalink│Comments(0)│