2022年01月19日
★童の神
最近はどなたが直木賞候補なのかも知らず、週末市民図書から借りたこの本を昨日読了。
子どもの頃の昔話で、悪役、それもかなり奇怪な悪役として知っていた酒呑童子、退治した頼光とその配下。特に金太郎長じて坂田金時の活躍も相まって、印象深い物語でした。
が、この作品、ネタバレになるからあまり書けないけれど、後世悪役とされてしまった側から、英雄とされている側を見たらどうかという、真逆の世界であります。
歴史は勝者が作る、勝てば官軍。
ごく最近でもその通りですが、平安の昔の話は時代を重ねるごとに脚色されて、おもしろくなる一方で真実からはドンドン遠くなってしまっているはず。
鬼と呼ばれる側にも正義はあったと、平たく言えばそんな内容であります。
殺伐とした場面も多いけれど、異端、異形のものたちの闘い、一気読みさせられました。
今正しいとされている事が正しいかはわからなくて、後日分かることもあるけれど、後日悪とされている側は当時は必ずしもそうではなかったのかも知れない・・・考えさせられました。
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子どもの頃の昔話で、悪役、それもかなり奇怪な悪役として知っていた酒呑童子、退治した頼光とその配下。特に金太郎長じて坂田金時の活躍も相まって、印象深い物語でした。
が、この作品、ネタバレになるからあまり書けないけれど、後世悪役とされてしまった側から、英雄とされている側を見たらどうかという、真逆の世界であります。
歴史は勝者が作る、勝てば官軍。
ごく最近でもその通りですが、平安の昔の話は時代を重ねるごとに脚色されて、おもしろくなる一方で真実からはドンドン遠くなってしまっているはず。
鬼と呼ばれる側にも正義はあったと、平たく言えばそんな内容であります。
殺伐とした場面も多いけれど、異端、異形のものたちの闘い、一気読みさせられました。
今正しいとされている事が正しいかはわからなくて、後日分かることもあるけれど、後日悪とされている側は当時は必ずしもそうではなかったのかも知れない・・・考えさせられました。
kaikoizumi2005 at 20:04│Comments(0)│
│小説・物語