2016年10月15日

【自腹】青春18きっぷで楽しむおとなの鉄道旅行

 以前から興味があったこの本、八ヶ岳のリゾナーレ小淵沢のブック&カフェに遅い時間に入店し、笑顔のお姉さんの感じのよい健気さに、しぶちんが珍しくポイントも併用しないで、自腹を切って買ってしまいました。




 学生時代の友人が、時々青春18きっぷを使って頑張り旅行をするという話、私以上に旅行好きの自称放浪おやじな兄からも青春18きっぷの話を聞いておりまして、自分もいっちょやるか!?

 何しろ安くつく! コースには通常の鉄道料金を使った場合との差額が載っています。 安い!が大好きな私向けではありませんか。

  しかし・・・読んでいくうちに、今の私に大丈夫かしらん?と不安が兆したのは事実です。

  乗り放題切符でも、スルッとKANSAI3DAYSみたいに利便性の良い交通網を利用出来る切符をめちゃくちゃ使い倒すことはできるのですが、JRって、結構本数が少ない。新幹線が通ってしまったところは路線ずたずたで乗り換えも多い。そして、何より、高速バスの長時間乗車も危なくなっている(そういえば、一昨年のTHE ICEで利用したのが最後ではないでしょうか?)身で、ここに書かれたようなコースを取れるのか・・・・と若干の不安が。

 この本はとにかく情報てんこ盛りです。今後、運賃が上がったりしたら、ここに書かれている価格では旅行は出来なくなりますが、青春18きっぷや、その姉妹きっぷともいうべき秋の乗り放題切符や週末のきっぷなど(今、使用可能期間中ですな)がいまと同じ制度で発行される限り、根本的に古くなることはないでしょう。

 それぞれのきっぷの損をしない使い方(距離数と宿泊するか日帰りかで損益分岐点が出てくる)、あとがきの類もなく、びっしりと最後のページまでノウハウが満載です。

 満載がゆえに、各々のコースの細々とした旅程までは載っておらず、あとは自分で考えなさいというところですが、この本に書かれたコースをヒントに、それなりに高くついてもいいよという覚悟で宿を取ったりして旅行を組み立てるのはありでしょう。

 しかし、まぁ、本当にタフです。悠々コースですら、東京から乗り換えを何度もして深夜と言っていい時間帯に自宅へ帰宅と思うと、気が遠くなりそうです。そういう旅を若者のみならず、中高年が愛好しているのですから、今どきの中高年はどんだけ元気で体力があるんでしょうか。

  いろいろな見どころを本当に少しずつですが、多々紹介してくれていて、確かに特急や新幹線ですっ飛ばす旅では立ち寄れないスポットも多く、なかなか興味深いです。

 旅好きならば、手元に置いておいて損はない本ですね。

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kaikoizumi2005 at 22:32│Comments(0) 実用書 

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