2014年07月12日

2014年上期 読書メモ

 このところ、大変にサボりまくっている読書ノート。そもそも、読書量もぐっと減りました。今や、本が好き!の献本に基づく宿題を必死になんとか、期限に間に合わせるのが精いっぱいという有様です。
 
 そこで、2014年上期に読んだ本の羅列をして見ることにしました。

1月

いいね!フェイスブック 野本響子

政と源 三浦しをん

2月

弱ったからだがよみがえる人体力学 井本邦昭

キリコはお金持ちになりたいの 松村比呂美

秘太刀馬の骨 藤沢周平

ポースケ 津村記久子

3月

写真でわかる雑草の呼び名事典 写真・文 亀田龍吉

京都花の名所案内 企画・編集・文:佐藤理菜子

とにかくうちに帰ります 津村記久子

正妻(上)慶喜と美賀子 林真理子

親の家を片づける実践ハンドブック 主婦の友社編

日本の百年企業 朝日新聞編

4月

安部公房と私 山口果林

はなとゆめ 冲方丁

ガソリン生活 伊坂幸太郎

もしものとき迷わない遺品整理の話 内藤久

昭和の犬 姫野カオルコ

鏡の花 道尾秀介

医者に殺されない47の心得 近藤誠

とっぴんぱらりの風太郎 万城目学

まっすぐ縫いのかんたん服  ブティック社


5月

団塊の秋 堺屋太一

小説・北方領土交渉 元外務省主任分析官・佐田勇の告白 佐藤優

ゼロ 堀江貴文

イスラエル ユダヤパワーの源泉 三井美奈

たぶんねこ 畠中恵

宇津木式スキンケア事典 宇津木龍一

野心のすすめ 林真理子

日本人はなぜ美しいのか 桝野俊明

ヘッテルとフエーテルのみにくいアサヒるの子 マネー・ヘッタ・チャン

オレって老人? 南伸坊

正妻(下)慶喜と美賀子 林真理子


6月

親の家を片づける ゆうゆう特別編集

季節のある暮らし クニエダヤスエ

骨を彩る 彩瀬まる

40歳からの「似合う」が見つかる大人の着こなしレッスン 堀川波

さようなら、オレンジ 岩城けい

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見一郎、古賀史健

帰ってきたヒトラー(上)
ERIST WIEDER DA ティムール・ヴェルメシュ(Timur Vermes)

熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 井川意高

五峰の鷹 安部龍太郎


 以上です。まったく無節操なラインアップですね〜。

 この中で印象的だったのは・・・

新しいダーティーヒロインともいえるキリコの活躍を描いた「キリコはお金持ちになりたいの」 腕の良い看護師さんが、いつの間にか悪い女に・・・グイグイと引き込まれる展開だし、キリコの悪さ具合に共感できる部分があります。




若い人の小説の達者さに驚かされもしました。特に、長男とほぼ同い年の「骨を彩る」にはビックリ。どうして、こんなにいろいろな人たちの心情を描けるのだろうかと・・・。



一方で、お縄頂戴して、話題を呼んだおバカ経営者たちの手記も印象的でした。ゼロでは、ホリエモンが陥った陥穽。雑談は嫌い!と言うほどのドライさが、実用一点張りで教養、情緒の乏しい家庭の育ちの影響の大きさを感じさせられました。 大王製紙の井川さんは、経営者として優秀だったらしい分、ギャンブルの怖さというのが伝わって来ました。ブラックカードとか、カジノのVIP待遇、トンデモ借金が可能な仕組みなど、ド金持ちの生活を覗きみられる面白さも否めません。







自分的にこけたのは、大好きな万城目学さんの本。奇想天外で笑えるのが万城目本のキモだと思っていたので、著者には大変申し訳ないけど、奇想天外スプラッターは、笑えない。スプラッター嫌いな私にはあかん本でした。

井川さんと、佐藤優さんの本を読むと、見る角度で、同じ事象もかなり変わるというのを感じさせられます。佐藤さんのは小説仕立て。率直に言って、小説としてはうまいとは思えませんが、フィクションをうたっていても、内容がリアルなんで読まされます。彼は、イメージの悪い政治家の別な面を、井川さんは、高名なノンフィクション作家の杜撰さを描いていて、う〜むと(特に、私はそのノンフィクション作家の作品が面白くて好きだったので、え〜っという感じ)思いました。




実用本では、圧倒的に「宇津木式スキンケア」の影響が大きいです。もともとコスメフリークではなく、化粧品に対して懐疑的だったので、そういう土壌があると、すっと落ちます。さっそく実践しやすい「お金かからない」も惹かれました(笑)。一方で「40歳からの「似合う」が見つかる大人の着こなしレッスン」は著者がもともとおしゃれな人という基本が、自分とは全くかけ離れていて、あくまでも参考にという程度でした。でも、オバサンになりがちなチェックリストというか、ならないためのチェックポイントは頷けました。





津村記久子さん、フィギュアスケート好きなという事で読んでみましたが、良かったです。同好のという事でご縁が出来る事もあるのですね。




 記載外ですが、手ぬいの高橋恵美子先生の本も購入しています。




 以上、雑駁ですが、上半期の読書でした。

 時間があれば、昨年度分なども、まとめてみようと思ってます。

読書blogランキングへ


























kaikoizumi2005 at 13:07│Comments(2)

この記事へのコメント

1. Posted by 東薬師記   2014年11月13日 09:56
「はなとゆめ」「さよなら、オレンジ」
は私も読みましたよ(感想はあえて
書きませんが)三浦しをんの「政と
源」は読んでいないのですが、「まほろ駅前狂想曲」の方は読みましたが、相変わらずの便利屋の会話に、笑いました
(何があった)
2. Posted by 甲斐小泉   2017年06月25日 21:37
いやはや超放置で申し訳ございません。

まほろ駅前は映画もテレビも見ましたが、面白かったです。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
記事検索
オンライン書店なら・・・
Amazonもあるでよ。
紀伊國屋書店オンライン店
ずっと愛用しています。
Archives
最新コメント
甲斐小泉が編集協力しました!
QRコード
QRコード
楽天市場