2013年05月27日

★ヒットの「色」じかけ

 市立図書館の本棚で発見した本。

 没個性的な色を着たがるビジネスマン向けに色っぽい意味を含めて、色がもたらす効用を説明した本です。



 言われてみれば、確かに・・・あの商品、この店がどういう感じで人気があるのか、また、あの著名人が着たがるこの色はそういう効果があるのか、などなかなか説得力があります。野球の球団のシンボルカラーから傾向を探る項目などは、男性好みに合わせての話題ですが、フィギュアスケートの女子選手のコスチュームと運気の話も面白かったです。

 実態なき景気高揚感でどどっと上がって、この数日でどどっと下がったアベノミクスミニバブルをもたらした首相が、この本の出た当時も首相でしたが、その頃は自信がある人は本来着ない色をお召しだったとか・・・その後の彼の身の振り方を振り返ると、なるほど〜です(笑)。

 もちろん、有名品、有名人ではない普通の人向けの本ですから、各色の持つ効用や、適職などが載っていて、興味深いです。

 がが〜んとショックだったのは、著者の解釈ではグレーはあまり良い評価を得られない色だという事。しかも、すごい疲れていて全てに希望がもてない時に使う色なのだとか。

 実はこの数年、私はグレーずいておりました。で、昨年、高橋先生の手ぬい教室に通い始めたのは、先生オリジナルの布地が、鮮やか過ぎず、だけど花柄やペーズリーなどの色ものだったから。グレーも含まれていて落ち着きはあったのですが、心のどこかでもっと華やかな方向を求めるようになっていたのでしょうね。

 思えばグレーにはまる直前、世間では身内とか親戚と言われる人たちに対する不信感で、身心ともに疲れ切っておりました。まるでその事を言い当てられたようでドッキリです。

 この夏、昨夏に買ったグレートーンのチュニックを見ても、いまいちときめかず、正直「去年、あれだけ欲しがったのは何だったんだろう?」と思った私は、徐々に回復しつつあるのでしょうか(笑)。


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kaikoizumi2005 at 23:20│Comments(0) 実用書 

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