2008年06月29日

★日本のお天気



 図書館の「お天気特集」にあった正真正銘のお天気の本です。

 新聞記事をベースに戦後(著者が切抜きを集め始めた1948年くらいから)を中心にした春夏秋冬ごとの気候の特徴と、気候の変転に寄って起こった災害等を紹介しています。

 異常気象が叫ばれて久しいですが、見開きに「冷夏、猛暑、暖冬、厳冬、集中豪雨・・・以上気象は近年に始まったことではない。」とありまして、少しホッとするような、いえいえ、ここでタズナを緩めてはいけないぞと思ったり。


 猛暑や暖冬については間違いなく出現率が高まっていますが、台風被害等についてはむしろ過去の方が悲惨な状況であり、それを教訓に防災対策がなされての現在があるというあたりも押さえています。

 大事な方が亡くなったり、財産の大部分を失ったりという大きな被害を受けた方にとっては、気軽には手に取りがたい本かと思いますが、自分の人生とあの災害、親が語っていた伊勢湾台風の猛威等、昭和回顧録的な読み方をしても面白い本かと思います。

読書blogランキングへ


kaikoizumi2005 at 20:00│Comments(0) 歴史・地域情報 | 科学や理科系の話

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
記事検索
オンライン書店なら・・・
Amazonもあるでよ。
紀伊國屋書店オンライン店
ずっと愛用しています。
Archives
最新コメント
甲斐小泉が編集協力しました!
QRコード
QRコード
楽天市場