2008年06月06日

★アジアの迷宮 奇妙奇天烈雑貨づくし



 市立図書館のティーンズの棚で発見。フォトエッセイと言うのにはちょっと微妙な面白さですが・・・
 
 著者やJTBで別の本を出している方のアジア旅行のディープな収集品集であります。

 かつて、よく言われていた「ネイティブ英語スピーカーが見たら、ぎょっとするTシャツを日本人は平気で着ている」は最近、あまり見かけなくなりました。(でも、まだ皆無とはいえませんが)しかし、アジアでは「日本人が見たら、およ〜っと思う日本語、日本っぽい製品」がてのてんこ盛り。それだけ日本はカッコイイとされていると思うと、嬉しいような・・・しかし、商標登録侵害とかやっていそうで、心配ではあります。中には笑えるものも多々。

 また、もったいない心が浸透しているのは大変結構なのですが、怪しいニオイやシミのついたリユース布製品なぞは、正直、ゴメン蒙るぞ。

 フェアトレード製品を購入しているので、事業者と生産者の思いをカタログやweb等を通してよく読みますが、度々言及されるのが日本の品質基準の厳しさと、それに対する生産者の思いのズレ。実際に日本に来て見ると納得するそうですが、そのズレはこの本で紹介されている多々の製品に見られ、あまりのズレの大きさがかえって、日本人としてはものめずらしい価値につながるという感じです。

 子どもの時、父がかつて留学先でお世話になったファミリーとクリスマスプレゼントの交換をしていた時に、イヤにごつごつした、バタ臭い顔をしているけれど、インク漏れをするちゃっちさが否めないわんこのボールペン立てをひっくり返してみたらmade in Japanと書いてあった事を思い出しました。(これで、年バレバレですね(笑)。日本製と言えば、安かろう、悪かろうといわれていた時代の最後の方を見てますから)

 中学生時代は万年筆が入学祝いになる時代でしたので、同級生の間で万年筆を使うのがちょっとしたブームになっていました。大人への一歩という感じでしょうか。それで、パイロットやプラチナという日本製のものは14Kやら18Kだのの高いペン先をつけていて手が届かないのでした。2本目、3本目となると、旺文社の「中1時代」の年間購読でくれるテイキン(確か帝国金ペンのだったかと思う)のペン、そして、中華街で買える英雄(ヒーローと英文字が書いてあった)でありまして、英雄の方はカートリッジのない吸い込み式だったので携帯には適さないものの、なかなかの書き味だったことなどが、うわ〜っと蘇って来ました。

 よく「アジアのどこそこは日本より30年遅れている」と言われます(その日本は欧米より30年遅れていると言われていたのです)。あの頃の日本と同じにおいが今のアジアにはまだ残ってるんですね〜。

 しかし! 冒険心が少しはあった若い頃と違い、今は、怪しげ、危なげよりは、国内のリゾートにいて言葉やぼったくられ、スリ、かっぱらい、腹下しの心配がないほうが良いのですから、せいぜい本で読んで楽しむしかなさそうです。

 メイドならぬ冥土への距離が近づいている現在としては、ジャンクな品物を身の回りにはべらす気力もございませんし・・・

 と、甚だとほほな感想になりましたが、かなり面白い本だったのは間違いありません。(^_^)

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kaikoizumi2005 at 21:17│Comments(0) フォトエッセイ類 | 歴史・地域情報

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