ロン・ブルックス
2009年08月24日
□ぶたばあちゃん
ぶたばあちゃん
- マーガレット・ワイルド文/ロン・ブルックス絵/今村 葦子訳
- あすなろ書房
- 1575円
書評/児童
本が好き!の献本です。
1995年の初版から17刷も出ているロングセラーの絵本。やわらかな色調の水彩画の中に、祖母と孫娘のぶたの家族が描かれています。
どうして祖母と孫娘だけしかいないのだろうかと言う違和感は私にはありませんでした。
というのは、はるか昔、高校生の頃、私も祖母と二人で田舎の家に暮らし、ぶたばあちゃんと孫むすめのように、一緒に畑作業をしたり、風呂を沸かしたり、家具を動かしたり、色々な事をしていたからです。
ただし、大きな違いは、その頃の私は祖母の事を全く好きではなく、二人暮らしは家庭の事情のためであり、実に不承不承でしたし、祖母は祖母で、もうじき地上から去る旅に出なくてはならないと分かっているぶたばあちゃんとは大違いで、元気いっぱいでした。続きを読む
kaikoizumi2005 at 16:03|Permalink│Comments(0)│