ステップバイステップ
2012年01月13日
【自腹】ステップバイステップ
昨年の世界選手権銀メダリスト、今年の全日本選手権ではおしくも連覇を逃したフィギュアスケート選手の小塚嵩彦君。私が彼を知ったのはバンクーバーオリンピックと、かなり遅いです。それ以降、自称クールな自分としてはかなり熱く応援しているのは、元々は親ばかモードから。「小塚君って、お宅の二男君と似てるよね」と言われたのが、そもそも彼を意識するようになった理由で、では、と見てみると・・・確かに、似てる感じがします。むっつり屋の二男の調子が良い時ににこっとした顔と彼の笑顔が・・・・。
以降、理想の息子を彼に重ね合わせるという親ばか願望モード全開で応援しているのですが、その過程で、彼が祖父、父と続くフィギュアスケート家系に生まれ、サラブレッドと呼ばれている旨を知りました。
彼が敬愛しているという先輩、高橋大輔選手は、なかなかの苦労人だと各所で報道されていますし、一昨年の秋、ありがたくも直に観賞のチャンスに恵まれたカーニバルオンアイスのパンフレットのインタビュー欄の「子どもが生まれたらスケートをやらせたいか?」の問いに、はっきりNOと書いてあるのを見て、やはり色々大変なんだろうなぁと想像させられました。対しまして、小塚君は「やりたければOK」とあくまでも自然体。それには、この本に書かれているように、環境に恵まれて、高橋選手が苦労して手にしなければいけなかった様々なものが最初から用意されていたのだろうなぁとも思わされました。
高橋選手の華のあるスケーティングも魅せられますが、小塚選手の滑らかで端正なスケート。勿論、選手としての苦労は数多い事でしょうけれど、恵まれた育ちゆえの素直さがにじみ出ていて、自分にはないものを感じて、非常に引き付けられます。続きを読む
kaikoizumi2005 at 17:00|Permalink│Comments(0)│