生き物、植物系

2013年08月31日

□美人の正体

 本が好き!の絹本です。カテゴリーに悩みますが、結構、生物学的なことも言ってるようなので、生き物・植物系にも入れておきます(笑)。

 子どもの頃からつよ〜く思ってました。「美人は得だ」「ブスは損」。もちろん、そういう風な事を早々と気付くからには、すこぶる残念ながら、幼いうちから自分は不細工だと自覚しておりました。不細工なのに、かわいい、かわいいで育てられた西加奈子さんの作品のきりこみたいに育てられたら、後ほど、愕然としたかも知れませんが、何しろ周囲の大人が幼稚園時代の同級生をかわいいかわいいと誉めそやし(ついでに言うと、彼女の家は金持ちだった)、祖母は祖母で、兄と私が入れ替われば良いと公然と申しました。

 なもので、この本に述べられた実験等を経ての根拠を見るまでもなく、美人の方がトクじゃん!と幼少期以降、中年になるまでは、強く確信しておりました。


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kaikoizumi2005 at 23:59|PermalinkComments(0)

2012年02月08日

□さよなら、猫よ ありがとう



本が好き!の献本です。

韓国の野良猫報告書と言うブログを活字化したものですが、この本に出会えて良かったと思います。

自宅の近所に出没する野良猫たちの観察&交流記録と言う面持ちで、多数の猫写真と、愛情を持ちながらも冷静な描写が好ましいです。

近年読んだ海外の文章の中でも最も違和感無く読めたのは、翻訳者の腕前の良さかと思いますが、オリジナルの文章もきっとシンプルで素直に訳せるものだったのでは?と自然体の写真を見て想像しました。続きを読む

kaikoizumi2005 at 23:35|PermalinkComments(0)

2012年01月10日

★雑草と楽しむ庭づくり



 正月明けの地区センターの新着本コーナーで、ラッキーにもめぐりあった本です。

 私にとっては楽しい、楽しい本です。

 というのは、私め、高校時代の八ヶ岳で祖母に尻を叩かれ状態で、春先から霜が下りるまで草むしりなど、雑草と格闘の日々を過ごしたのですが、その時に実際に見た、触った、引っこ抜いた、かきとり、名前を調べた懐かしい面々が多々登場するからです。

 普段から、道端の草の名前を知ってると、友人たちから呆れられるのですが、どの草が抜きやすくて、どの草がしつこいかなども知ってますし、どの草が雑草らしからぬきれいな花を咲かせ、どの草が触ると痛かったり、葉に虫がくっつくかなども体感しておりました。

 それだけに、市の管理地である隣接ののり面や、集合住宅の我が家の駐車場の裏手などを刈り取りにくる業者さんの中には、な〜んにも知識がない人がいるらしく、無残な刈り取りをしてしまう事が多いのが悲しかったのですが(野のユリや、ナンバンギセル、シラン、萩、ホタルカズラなどが自生し、季節ごとに花を咲かせてくれるのです)、著者によると、普通の人は雑草は雑草とひとくくりらしいですね。
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kaikoizumi2005 at 22:30|PermalinkComments(0)

2010年07月04日

□タゴガエル鳴く森に出かけよう!



 身の回りの自然豊かな場所にこっそり名前をつけて、嬉々として観察するトモミチ先生。まるで自分のテリトリーで宝探しをしている少年のようであります。


 この本は大人の観察日記という感じで、著者のトモミチ先生が教鞭を取っている大学の学生の協力も得て、地元や旅先の自然の中で虫やタイトルになっているタゴガエルやイモリやサンショウウオ、ドジョウなどを観察したり、家族のリクエストから送った駅で、駅前広場についてホモサピエンスの行動を考察をしたり、色々な「いきもの」の一見不思議に見えたり、逆に当たり前に見える習性を丁寧に観察し、類推しています。

 フツーの人が気付かない地面に開いた小さな穴や、汚いとよけてしまいそうなフンなどの痕跡から、先生や学生さんたちが様々なものを発見する様がイキイキと描かれています。読んでいると、自然観察とは、実に地道な行動である共に、誰でもがその気になって、観察すれば、何の面白みもなさそうに見えた場が、実に魅力的な場所に変身してしまう、すごい魔力のある行為なのだと気付かされます。
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kaikoizumi2005 at 15:09|PermalinkComments(0)

2008年09月02日

★タヌキのひとり

タヌキのひとり

 市立図書館で植物、生き物の棚で発見。

 タヌキのひとりって何だろう?と思いつつ夕焼けの森の中で少年と小動物のシルエットが浮かぶ表紙が気になり手に取ってみました。

 動物モノって結構好きですが、この獣医さんの事は存じ上げませんでした。北海道の農産地にある住居兼用の診療所には、色々なきっかけ(中にはこれってどうよと言いたくなるようなケースもあるそうで)で入院患者が連れて来られます。

  その中で印象的な事例として、家族のようになってしまった「ひとり」というタヌキや、子ども達が別れを惜しんだ野鼠やシマリス、こぶをこさえたアカゲラ、牧場に住む野猫(暖を取りにやって来る野良猫だけれど、飼料を盗むネズミ等を退治してくれて、働く、しかし、人なれしない猫なんだそうです)や可愛らしい容貌ながら、ノミをたくさん撒いてくれるモモンガァ、泳げない鴨や、なかなか出て行かない狐など、8つの章に別れ、豊富な写真と文章で、人間の情を抑え、出来るだけ自然に近い状態に送り出してやろうという一家の奮闘振りが伝わって来ます。続きを読む

kaikoizumi2005 at 20:00|PermalinkComments(0)

2008年04月28日

★苔とあるく



 とっても楽しい本でした。写真やイラスト、文章のつまり具合も何とも心地よく、ふかふかの苔みたい(笑)。

 倉敷で古書店を開いている私から見ればまだうら若い著者。ひょんなことからコケにはまりまして・・・彼女は植物としてみる時は本著でコケと書いていますが、苔という字と癬という字が使われるそうです。後者は何だか痒そうという感じですが、日本ではスギゴケなどふかふかきれいな方が蘚で、ゼニゴケなどのべったりした(厳密に言うと、あんまり好かれていないかも?)コケを苔で表し、中国だと逆なんだそうです。

 ・・・というようなうんちくも随所に挟んで、実際にコケ探しに歩くときのお道具から、コケを見る醍醐味などなどを小難しくなく、楽しく紹介してくれていて、今度お出かけの時はもっとコケを見ようかしらん♪という気持ちにさせてくれます。続きを読む

kaikoizumi2005 at 22:00|PermalinkComments(0)

2007年10月01日

★柳宗民の雑草ノオト



 先に2から読んでしまいましたが(図書館で来たもの順!)、どちらから読んでもOKの穏やかな文章の本です。

 えっ、筆りんどうはともかくとして、花屋さんに並ぶりんどうも雑草? などと意外な「えっ!」はあるものの、見慣れたねこじゃらしやメヒシバ、すべりひゆなどの名前が並び、それにまつわる色々な話や著者の見聞が描かれていて楽しいです。

 心優しく雑草を抜く手がためらいがちになるという著者でもどうしても好きになれないといいつつ紹介している雑草があるのもまた良いところでしょう。

 雑と冠されながら、とてもお役立ちの草もあるし、園芸種として改良されたものもあると言うし・・・まぁ、箸にも棒にも掛らない草もあるようです。^_^;

 ちなみに私もヤブカラシ大嫌いです。自分の持ち場で見たら、速攻で引き抜くことにしていますが、なかなか手ごわい! あのぬめりとした手触りも嫌いで、子どもの頃などほほに触れると、虫にも動じぬといわれる私らしからぬ「きゃ〜」と言う声を上げちゃいました。

 人間が勝手に規準を決めてるだけなんですけど・・・著者が本著中でしばしば触れてますけど、有用性以上に見た目の美しさで判断を左右させる・・・人間って酷な動物ですね。

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kaikoizumi2005 at 17:33|PermalinkComments(0)

2007年09月17日

★柳宗民の雑草ノオト 2



 これもまた生協のチラシで知った本。表紙のイラストがとってもきれいです。

1章につき、著者の気になる雑草(2というタイトルが示すように前巻があり、そこから漏れたものというか、新たな追加のようです)やその界隈の説明が書かれたうんちく物ですが、戦時中に薬草探しをした話や訪れた海外の雑草の話なども味わいがあって、エッセイでもあります。

 こういう本では、何かしら新しい知識が得られることがありますが、今回はショウジョウソウでした。

 鎌倉の線路際にポインセチアに似てるけど、何だろう?と思う植物がいっぱい生えていて、そのうちに近所の地区センターの庭にも生えているのを発見したのですが、この本のベンケイソウの章に載っているショウジョウゾウの描写を見て「これだ!」と思い、読後念のためにweb検索を書けると、ピンポ〜ン! 

 こういう楽しみはうんちく系、図鑑系の読み物ならではですね。

 子供の頃から結構草好きな人間だった上、雑草の宝庫、八ヶ岳に暮らしたので、大概の草は「あああ、見た見た」だったり、実際に庭に生えていたりするのですが、著者の語り口で再確認すると、いっそう親近感が沸くのでした。

 三品さんによる図も細密で美しく、写真では表現し得ない、写実以上の写実、植物の特徴を捉えていて、とても分かりやすいのです。

 ちなみに私の概念では本書中の「雪ノ下」や「ミズヒキ」は雑草ではございません。八ヶ岳の庭では雪ノ下こそありませんが、自生のミズヒキはわざわざ温存しているのです。

 日本人と欧米人の植物に対する感性の違いもわかって面白い本でした。今、先に出た1の到着も待っているところです。

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kaikoizumi2005 at 15:33|PermalinkComments(0)

2007年05月23日

□見たこともないミラクルワールド 昆虫の雑学事典


見たこともないミラクルワールド 昆虫の雑学事典
Amazonで購入
livedoor BOOKS
書評/サイエンス

 一部の人気もの以外は何かと冷遇されることの多い虫たちの体の一部を電子顕微鏡で見ると、実に芸術的な模様が現れたり、なるほどと納得ものの、人間が使う道具とそっくりな機能や形状を有する部位が見えてきたりするのですね。本書には実に興味深い画像がいっぱいです。(これだけの画像満載でこのお値段はお買い得と思います)続きを読む

kaikoizumi2005 at 13:53|PermalinkComments(0)

2007年05月16日

★捨てるな、うまいタネ




 実用書を取るか、人生訓を取るか、ちょい悩んだが、今までなら捨ててしまっていた、果物や野菜の種を撒いていこうというスタイル。そんなに急いでどこへ行くというスタンスに人生訓・生き方のヒント本としての分類も加えてみました。

 実際のところは、とても実用的で、色々な野菜や果物の種の撒き方や、それ以前のお道具や土の事、撒いたあとに、さあ、何が起こるでしょうねぇ?という事がしっかり書いてあります。

 印象的だったのは、決して悪いとは言わないけれど、品種改良を行ってきたタネ(特に園芸種と農作物関係)では、収穫できたタネから芽生える子どもが、親と同じようなものとなる保証はないという事。日本では殆ど、元々の野菜の種はないが、著者の知る限り2箇所のタネ販売ルートがある等の事実が書いてあり、いい事と悪い事の線引きの難しさを感じさせられました。

 それから、面白いなぁと初めて知った事実は九州大学でかつてゆっくりと時間が流れていた頃に行われていたという変わり朝顔の研究を行っているという事でした。へ〜っ、朝顔でこんな花が咲くの?というような品種改良が行われなくなったのは、第二次世界大戦あたりが節目なんだそうな。

 本の中で紹介されていたこのサイトをご覧下さい。うっわ〜、ほんとに朝顔?という子達が、朝顔だよね、という中に混じっていて、とても興味深いですよ。

 そういえば、LOHASなんて言葉が流行るずっと前から、ゆったりした暮らしをしてる友人がアボガドの実から素敵な観賞用アボガドの栽培に成功したので、まねして見事に失敗した事を思い出しました。この本に寄れば、アボガドの種は軽く洗剤で洗って油分を取らなきゃいけないのだそうです。もう一度トライしてみようかしらん?と思わせてくれるとても楽しい本です。

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kaikoizumi2005 at 21:26|PermalinkComments(0)
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