フォトエッセイ類

2013年05月27日

★京都まち遺産探偵



 京都好きにはとても楽しい本です。

 ほとんどがカラー写真で、国宝、重文(の建造物に付随するものも多少あるけれど)と言った重厚級のお宝ではなく、町の風景に溶け込んでいる様な橋や、しっかり見ないと分からない橋脚や、更に小さい装飾などを取り上げて解説。

 これは風水的にはこうなんではないかとか、一般には語られていない「秘話」はこうなんではあるまいか、と著者が推測しているのが面白く、言われてみれば、そうかもしれないと言う気持ちにさせられます。

 また、著者のネーミングがうまく、特にいきものを模ったもの、例えば彫刻や狛犬、神社のシンボルマークなどに「小太郎」や「カー助」と言った独自のあだ名をつけて愛でている気分が伝わって来ます。

 ところどころにまち遺産探偵中の一休みにいかがと特色あるカフェや喫茶店を紹介してくれているコラムがあるのも嬉しいです。

 この本片手にまたまた京都を歩きたくなってしまいました♪ (ほとんどびょ〜きだぁと友人たちには言われますが(^_^;))

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kaikoizumi2005 at 23:30|PermalinkComments(0)

2012年02月08日

□さよなら、猫よ ありがとう



本が好き!の献本です。

韓国の野良猫報告書と言うブログを活字化したものですが、この本に出会えて良かったと思います。

自宅の近所に出没する野良猫たちの観察&交流記録と言う面持ちで、多数の猫写真と、愛情を持ちながらも冷静な描写が好ましいです。

近年読んだ海外の文章の中でも最も違和感無く読めたのは、翻訳者の腕前の良さかと思いますが、オリジナルの文章もきっとシンプルで素直に訳せるものだったのでは?と自然体の写真を見て想像しました。続きを読む

kaikoizumi2005 at 23:35|PermalinkComments(0)

2011年12月14日

★風景スタンプ ぷらぷら横浜


 
 地元紙で紹介されていたので読んでみたかった本です。

 たま〜に特別な消印が押されている郵便物を受け取ることがあるので、風景印というのを郵便局で押してくれるのは知っていましたが、それは「郵便局によってはやってくれる」「観光地として有名な場所に限る」と思い込んでいました。

 でも、この本を読んで、特にこれと言った観光名所がないと思っていた横浜市内の身近な局でも、風景印を持っていて、お願いすれば押してもらえる(ただし、繁忙時間は避けましょうとマナーもちゃんと書いてあります)とわかりました。

 長男の同級生がお勤めしている近所の局が押してくれるスタンプの事も取り上げられていて、なるほど! 今度は彼に頼んでみようと思ったりという楽しい発見もありました。続きを読む

kaikoizumi2005 at 21:30|PermalinkComments(0)

★「富士見」の謎



富士山というのは日本人にとってかなり重要な存在のようです。

 以前読んで面白かった地理のムックでも富士山のために大々的にページを割いていましたし、私のような富士山可視圏の在住でも、富士山が見えるとその日がとてもラッキーに思われますし、つい目をこらして見てしまいます。富士山が日常的に見えない地域にお住まいの方にとってはなおさら感慨深い存在かも知れません。

 その富士山が見える一番遠い地域はどこかというのを可視地域を持つ都府県について、カシミールというソフトを使って検証。著者自身や篤志家による写真という証拠と共に披露してくれています。一方で、可視地域なのに見えない「消え富士」のラインなども掲載していて、なかなか面白いです。続きを読む

kaikoizumi2005 at 19:30|PermalinkComments(0)

2011年07月01日

★正体不明

赤瀬川原平さんの写真集。何もコンセプトがないからのタイトルだそうだ。

ぱっと見、大した意味を持たなさそうな風景や事物だけど、思いがけない面白さなのを赤瀬川さんは見落とさない。

道端の石や塀に映る影など、凡人の目には凡庸な風景が、赤瀬川さんの目を通すと語りかけて来たり、存在を主張したり………

いわゆる名所でもスターでも無いふつうの中にあるキラッとする物、私たちもきっと抱えているんだろうなぁ、と思わせてくれる写真集。

キャプションが絶妙なのも大きいですね。


kaikoizumi2005 at 13:21|PermalinkComments(2)

2010年04月20日

□戦国武将ゆかりめぐり旅


戦国武将ゆかりめぐり旅 政宗公と幸村公
  • プロジェ・ド・ランディ
  • 双葉社
  • 1470円
Amazonで購入
書評


 本が好き!の献本です。ジャンル分けがなかなか難しく、旅本だから、歴史地域情報ではあるけれど、伊達政宗と真田幸村の人生をたどった本でもあるから、本当は「人物評伝」も入れたいところですが、写真が豊富なので、フォトエッセイ的でもあるし・・・

 ・・・と分類には悩みましたが、とても楽しい仕上がりです。(下手うまイラストがあたたかみを添えています。欲を言えば、もう少しセリフのコマを大きくして欲しいところです) 続きを読む

kaikoizumi2005 at 21:00|PermalinkComments(0)

2010年03月29日

★ベニシアの京都里山日記



 京都は大原で暮らすベニシアさんの随筆。翻訳と写真はカメラマンである夫君によるもので、ところどころにはさまれたイラストは著者によるもの。スローライフを送るベニシアさんの暮らしを紹介すると共に、貴族階級に生まれ、4度も結婚した母親が、女として生きる事を優先し、子ども心に傷を残してくれたことに対するこだわりも感じられます。

 だからこそ、彼女はイギリスからは遠く、生活様式も違う京都の里山に移住したのだろうなぁと思いました。

 丁寧に暮らす様、京都の主に生活に関わる事柄のさまざまな人たちとの出会いやおつきあいも書いてあり、一般人も行けるように、ご商売をされている人の場合は連絡先も巻末に書いてあります。

 ちゃらちゃらしたおみやげ物のカラフル京都は若い人向けですが、黄金色、わびさび色の京都は、人生で色々な思いを重ねてきた大人にこそふさわしいのかも知れないなぁと、自分の京都狂いの理由とも重ね合わせて読みました。

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kaikoizumi2005 at 18:45|PermalinkComments(0)

2009年04月26日

★かわいいモロッコ



 植民地文化が栄えたところは一種独特の文化があるという好例であるモロッコ。私はやはり名画「カサブランカ」の舞台となったカサブランカが1番印象的なのだが、もっと魅力的なあれこれがあるよ、とモロッコのインテリア、化粧、雑貨、料理等々を紹介している本。やわらかい文章と素敵な写真がいっぱいの私のジャンル分けでいうところの癒し系、パラパラブックです。

 手放しでたたえて良いのかどうかは微妙なところですが、少なくとも、今のモロッコはもともとの文化と旧主国文化のいいとこ取り状態で、旅人にはなかなか快適なところのようです。日本のじとじと暑い夏から思うと、モロッコの暑さはカラッとしているようです(じゃなかったら、厚い衣類で熱射を遮るなんて事は無理でしょう)。手作り感が濃厚な(実際手作りだし)インテリアグッズの数々、素朴さに欧風の文化も入り込んでいるクスクス料理。健康にも良さそうなメイク。それが映える美人揃い・・・。

 読んでいて、ナルニア国物語のタシバーンの貴族の快適な暮らしを思い浮かべてしまいました。もしかして、挿絵画家のポーリン・ダイアナ・ベインズさんはモロッコに想を得たのではなどと想像してしまったのですが。

 言葉の問題がなかったら、一度行ってみたくなりました。(大いに問題あり。^_^;)

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kaikoizumi2005 at 21:00|PermalinkComments(0)

2009年03月18日

★京のおもしろウォッチング

京のおもしろウオッチング   [本]
京のおもしろウオッチング [本]
Yahoo!ショッピング(ヤフー ショッピング)



 図書館の書棚で発見した面白い本。

 京の街を歩いていて(自転車ではもうダメだそうです)発見した面白い風景。主に、魔よけの瓦、仏さま、樹木、マンホールのふた等々、色々なもののコレクションで面白いです。

 私も以前、ひとつ見つけた老舗旅館柊屋の塀に等間隔に貼り付けられた立ちション禁止のためらしき小さい鳥居も載っていました。

 こういう本を見ると、また京都へ行きたい熱が高くなりそうです。折から桜便りが聞かれる頃。桜の頃の京都はメッチャ混むので、子どもの入学準備に忙しい今年は諦めて、来年にしましょうね(笑)。

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kaikoizumi2005 at 21:30|PermalinkComments(0)

2008年12月26日

(自腹)コッツウォルズでひとやすみ



 毎月一度通っているサロン系教室の師匠の2冊目の本です。また〜りとした気分で読むのに相応しい、写真とゆったりした文章が楽しい本です。

 イギリスは80年代に祖母とたった1泊だけロンドンに滞在しただけ(そのお蔭で、献血が出来なくなっちゃった! 時期が悪くて、たとえ1泊だろうと、BSEの危険性があるから忌避される条件なのですわ(T_T))で、ロンドン塔を下車観光、ビッグベンなどはバスの車窓からという状態でした。

 ピーターラビットの湖水地方に母と行きたかったのに、その夢は果たせず、母は亡くなり、一方で湖水地方に行く=日本人だらけという情報にビビッて、また、家庭の状態が、とても海外旅行で不在を続けられる状態ではなく・・・・という事で、イギリス関係の本はどっさり読みながら、文字通りの頭でっかちの耳学問状態です。(^^ゞ

 いわゆる1度こっきり、清水の舞台から飛びおりる感じの観光ではなくて、何度も買い付けに行ってる方のおススメスポットなので、普通の観光情報とは違う日常に根ざしたゆったりした時の流れや、イギリスの風景の美しさが紹介されていて、素敵だなぁ〜、語学の壁、風習の壁にはばまれないのなら行ってみたいよね〜という思いに誘われます。

 しかし・・・日本では、京都、奈良、横浜市心部など、観光向けに開発されている場所か、あるいは今ややっぱり観光化されてしまった下町など以外、フツーの日常生活の場は全然美しくも楽しくもありません。特に町ん中はゴミだらけ。(自国と比べ、日本はきれいだと言う海外からの観光客の皆さんがご覧になっている場所は、まぎれもなく観光地だからでしょう)

 例外として、ステータスの高い(結局はその美しさが人を呼んで観光地と化してますけど)地域、例えば、著者の住む葉山や、田園調布、成城学園、山手と言ったような場所が日常生活が営まれていて、見られる風景であり、悲しいけど、私の住む町なんて、線路の向こうのお寺のある地域以外、写真を撮っても、サマになりません。

 どこを切り取っても美しい、と思うのは、やっぱり観光客目線で海外の国々を見ているからなのでしょうか? でも、この本を見ていると、イギリスは本当に美しく、地に足のついた生活をしている国だなぁ〜と思われてならないのです。

・・・・え〜っと、そういう暮らしに少しでも近付こうと、そこそこ頑張りましょう。(さぁ、片付け、片付け!)(^^ゞ

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kaikoizumi2005 at 22:00|PermalinkComments(1)
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