2018年01月04日

★うつヌケ




  あけましておめでとうございます。

  すっかり空きブログになってしまった昨年後半でした。今年も相変わらず細々とですが、たま〜には更新をと思っております。

  昨年は、久しぶりに年間読書量が100冊を越えたのですが、暮れの読書の中で印象的だったのが、こちらのコミックエッセイ。

  著者は二足の草鞋なんだそうですが、手塚治虫先生にそっくりの画風がウリの漫画家さんです(が、そのそっくりがジレンマをもたらしたんだろうなぁとも思われます)。

  ご自身の鬱体験から、有名無名の鬱体験者からのヒアリングを描いたのがこちらの作品。 医者ではない素人目線が故の断言しない、こうかもね?くらいの緩さがかえって優しくて、体験者であるが故のツボを押さえているのではないかなと思います。

  鬱の人は、原因はさまざまながら、多くの場合、自分の存在価値がないと、世の中に居場所がない、消えてしまいたいような気持に追い込まれています。人によっては仕事で張り切る事で抜け出せることもあれば、激務でつぶされてしまうケースもあり、一通りではないものの、自分はいてもいいんだ、と思えると、ヌケ始めだそうです。

  そして、人によって有効なうつヌケの手段として、何かしら夢中になれるもの、人を追うもありだそうで、そこを読んで、私ははたと気付きました。

  節約魔の渋ちんの私が、どうしてアイスショーや試合観戦のために、交通費と宿泊費までかけるほど、微量なれど、世間水準ではスケオタに見える行動を始めたのか。

  正直なところ、我ながら不思議でした。きっかけはバンクーバーオリンピックの男子シングルに出場した小塚選手がわが家の二男坊に似ていた(あくまでも当時(;^_^A)と思い、他の人からも言われた事で興味が湧いた、ですが、それにしても、急激なハマりよう。個人で応援ブログを立ち上げてくださっていたファンの方のお蔭や、アイスショーに行くときに声をかけてくださり、コヅ友さんとの出会いを作ってくださったファンの方のお蔭も大きいのですが、そのタイミングが絶妙でした。

 バンクーバーオリンピックの頃から、恐らく私は軽い鬱だったのだと思います。母の死に比べたらそんなに痛手ではないつもりだった父の死はしばらくして、ボディブローのように効きました。いう事を聞くとか、勉強が出来るとか、便利だからなどの条件抜きに、無条件に私を愛してくれていたのは父だったのだなぁと。言っちゃあなんだけど、母は「好きでいて欲しいなら、いい子でいなくちゃ」メッセージを絶えず送っていたと思うのです。その存在を喪って初めて父の無条件の愛を知り、心に風穴があいたようでした。

 しかも続けざまに祖母も亡くなるし、父が亡くなった際の親族の言動にも心底がっかりする面があったために、自分なんて誰からも愛されていない、いなくてもいいんだ、とまさに鬱の人が思う思いに駆られていたのです。

 ただ、体の健康状態について蒲柳の質というのと頑健な人がいるように、どうも私は精神的に蒲柳の質ではなかったようで、小塚選手のファンの方からタイミングよくお声をかけていただいたことに次々飛びついて、どうやら自分で自分を救う方向に走っていたんだなぁと、今にして思います。

 なもので、小塚さんが出場するアイスショーや試合の会場へ足を運ぶこと、新聞やテレビ、ネットの情報集めなどに夢中になり、初めてお会いするファンの方たちとの交流が、心の風穴を塞いでくれたようです。知らない間にうつヌケをしていたんですね。 もちろん、小塚選手にすごい魅力があっての事ですし、ファンの方たちの優しさがあっての事なので、感謝しておりますが、自分の生命力も存外強いかも。( ´艸`)

 という事を思い起こさせてくれて、我ながらのミステリーを解決してくれたので、読んだ時期が最も遅いという事もありますが、2017年に手に取った本の中では、かなり印象的だし、軽妙なタッチで読みやすいし、おすすめ本です。

  細々更新ではありますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。2018年が明るい年になりますように!

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kaikoizumi2005 at 11:58│Comments(0) コミック・コミック風エッセイ等 | 人生訓・生き方のヒント等

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