2011年05月05日

★言葉のなかに風景が立ち上がる



何冊か本を読んでいる川本三郎さんが、現代作家の作品に現れる風景に焦点を当てた文芸評論集。

私自身は読書をする時にストーリーを重視しがちなので、風景に焦点を当てて読むと言う視点は新鮮でも有り、また人間関係の絡みなど、ゴチャゴチャのモニャモニャばかりに気を取られる自分の視野の狭さを著者にやんわりとたしなめられたようにも思えました。

風景を取り上げる事で、作品の魅力が増し、食わず嫌いもあり、読んだことがない作品が殆どな上に、恥ずかしながら初めて知ったお名前も幾つか有りましたが、読んでみたい、接してみたいと言う気持ちになりました。

先ずは、日ごろ足繁く通っている部類の黄金町界隈を描いた柳美里さんのゴールドラッシュ(もっとも私が足繁く通えるようになったのは、特飲街と呼ばれていた線路沿いの建物を「浄化」してからで、浄化運動に携わる人たちにはゴールドラッシュに描かれている世界は無かった事にしたいものかも知れません)から読んでみましょうかね〜。


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kaikoizumi2005 at 18:30│Comments(0) 携帯からの投稿 | 随筆

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