2010年12月05日

□カビを防いで快適生活



  この本ではカビ対策40年のプロとして、カビの種類は勿論、カビというのはどういう場所や状況で発生するか、意外にも乾いていても発生するカビの事、時として命の危険に及ぶカビの害(チーズのカビなど、いい仕事をするのはカビのごく一部だそう)などを説いてくれています。

  カビ退治は早め早めに手を打てば、特別な強い薬を購入する必要もなく、プロにお願いする必要もないとの事で(とは言っても、勿論、プロを頼む時の注意点も書いてあります)、カビ対策剤の調合も書いてあります。子どもたちに人気の戦隊モノをもじっての、カビトレンジャー1号から5号まであり、それぞれの得意技を持つレンジャーは、市販の漂白剤一本、あるいはせいぜい防カビ剤とで対処するより、はるかに応用力があるようです。

 家庭の各部位に発生しがちなカビと、カビトレンジャーをどう使うか(先ず除カビをしてから防カビをする事!)、掃除のコツなど実用的な事が書かれています。なるほど!と思いましたが、ひとつ欲しかったなぁと思うのは、カビトレンジャーの調合に出て来る塩化ベンザルコニウムと言う家庭では耳慣れぬ物質の入手方法や入手に当たっての注意事項でした。




 カビのプロゆえ、狭小住宅に住むぐうたら主婦にとってはかなりハードルの高い部分もありました。例えば、風呂場にはシャンプーをはじめとする色々なものを置かず、使い終わったら拭いて、風呂の外に出すのが良いといわれても、置き場所がないじゃん!と言いたいし、トイレのタンクの内側にカビが生えてるのは知ってるけどさぁ・・・と口ごもってもみるし、と言った調子なのですが、一方で、クリーニングから帰って来た服は袋から外す事、冷蔵庫にもカビが生える、売り出し時にはカビが生えないとうたっていたステンレス槽の洗濯機、槽の裏側はカビだらけ、など日常的に体験し、気をつけたり、及ばずながらカビと格闘している事柄については、著者の論には全く同意出来るものもありました。

 ページのところどころのコラムで、抗菌グッズの類に対し過剰な期待は禁物など、今の清潔病とも言える傾向に疑問を呈しつつ、ことカビの事になると厳しい著者であります。

 邪道モードでそこそこに毎日をやり過ごしているもので、「ホコリじゃ死なない」「そこまで出来ない」と読んでいて引いてしまう部分はありましたが、著者の伝授してくれるノウハウ、取り入れられるところは、なるべく取り入れてみたいと思います。

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kaikoizumi2005 at 23:00│Comments(0)実用書 | 科学や理科系の話

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