2008年04月28日

★苔とあるく



 とっても楽しい本でした。写真やイラスト、文章のつまり具合も何とも心地よく、ふかふかの苔みたい(笑)。

 倉敷で古書店を開いている私から見ればまだうら若い著者。ひょんなことからコケにはまりまして・・・彼女は植物としてみる時は本著でコケと書いていますが、苔という字と癬という字が使われるそうです。後者は何だか痒そうという感じですが、日本ではスギゴケなどふかふかきれいな方が蘚で、ゼニゴケなどのべったりした(厳密に言うと、あんまり好かれていないかも?)コケを苔で表し、中国だと逆なんだそうです。

 ・・・というようなうんちくも随所に挟んで、実際にコケ探しに歩くときのお道具から、コケを見る醍醐味などなどを小難しくなく、楽しく紹介してくれていて、今度お出かけの時はもっとコケを見ようかしらん♪という気持ちにさせてくれます。

 ミクロの世界に近づくことは、自分自身がその中に入り込むようなもので、コケウォッチングをすると異なる世界観を得ることが出来るようです。

 怪しい薬や変な教えにそわなくても、異なる世界に入れるなんて、ワンダフルではありませんか!

 私自身、古都の寺社を彩る苔の美には感心しても、身近な苔は、特に身近なのがゼニゴケだったりする事もありますが、うざい存在として、軽んじておりました事を反省する次第であります。

 子どもの頃、苔(特にスギゴケや多分コツボゴケ)の姿や手触りが好きだった自分を懐かしく思い出させてくれる本でもありました。

 ただ、収集を始めるとキリがなさそうで、物減らし作戦励行中の身としては、目で見て楽しむ、せいぜいが図鑑を片手に、最大でルーペを用意くらいで済まそうかなぁと・・・ってな感じで、通り過ぎてハマらないから、色々な事象を若い頃から知っていて「そうそう、あれね」とその筋の人(あ、ヤクザさんって意味じゃないです^^;)に感心される割に、いつまでも傍観者のド素人、後から来た人の方がドンドンプロになって行くのが、情けないですけどね〜。

 その手の傍観者としてきてしまったものに中学生の頃から知っていたマクロビオティックやOL時代からのヨガ、子育て開始直後からのアロマなどなどございます。(^^ゞ

 ま、世の中、何事も理解できるけど観客のまんまという人がいなくちゃね(笑)。

 脱線しましたが、これは一読に値しますよ! 手元に置こうかな!という位私好みでした。

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kaikoizumi2005 at 22:00│Comments(0)生き物、植物系 | 科学や理科系の話

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