2008年04月27日

★ひなた



 都内静かな住宅地の、いわゆる中流家庭と、ヤンキーな千葉の(どうして、ここで千葉がとなるのかと千葉県民には異論がありそうな設定ですが)家庭と、ちょっとピントのずれたお母さまのいる家庭と・・・それぞれの出身者が絡んでいる、家族の物語でありまして、一番フツーそうな中流家庭に「家庭のひみつ」があったりしますし、愛し合って結婚しているはずの二人の間に「?」な瞬間があったりして、先に読んだ阪急電車と比べると、ザラつくものはありますが・・・スパッときれいに割り切れないのが人生と言いますから、こういうのもありかと思います(って、実際に、これに近い色々を見聞きしてますしね)。

 ただ、やっぱり「ありかも」と突き放して読んでしまうのは、今の状況が「想定内」で、平凡な幸せな生活を営んでいるからかも知れませぬ。

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kaikoizumi2005 at 20:00│Comments(0) 小説・物語 

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