2007年04月06日
★自分の居場所のみつけかた
昨日読んだ「サプリメント」で物足らない人は、こちらがこってりでおススメでしょう。
アダルトチルドレンという言葉を広めた功労者(?)である著者が現在行っているメンタル疾患の当事者や家族と出会って分かった事を、お約束事「個人が特定できないように」「モデルはいるけれど実際と変えて」書いています。
印象的だったのは、引きこもりについての項目。実は私の周囲でもちらほら聞く話であるが如く、現在、引きこもりというのはかなり多く存在すると言うこと。お節介でうるさいぞ、といわれる地域との交流がなくなってしまった事も大きな原因のようで、著者の提唱する荒療治(?)で子どもを残して、実情をご近所に話して(放っておくと、やけになって自宅に火をつけるかも知れません等と話して、見回りをお願いする)、地域のよきお節介が介入すると、元々他人に対しては極めていい子である当事者は意外な事に地域の中で居場所を得るというお話でありました。
豊かさゆえの病理というようなものも間違いなくあるのでしょうね。