2006年12月16日
★桜花(さくら)を見た
北町奉行・遠山左衛門尉景元の落し胤である日本橋「いせ辰」の手代、英助の話をはじめとする短編。お殿様の血筋を引く人から、農民からたたき上げた人まで、主人公の出自もバラエティに富んでいる。
表題作はフィクションだと思うが、後半に現れる蝦夷地をテーマとした作品は函館出身の著者ならではの思い入れが感じられる。
どの作品も一部悲劇は含むものの、主人公達の人生はそれなりに平穏に終わったのだなという安心感があり、ハラハラドキドキよりほのぼのやゆったりを求めたくなった昨今の自分の心境に合います。
表題作はフィクションだと思うが、後半に現れる蝦夷地をテーマとした作品は函館出身の著者ならではの思い入れが感じられる。
どの作品も一部悲劇は含むものの、主人公達の人生はそれなりに平穏に終わったのだなという安心感があり、ハラハラドキドキよりほのぼのやゆったりを求めたくなった昨今の自分の心境に合います。