2006年11月13日

★エピソードで読む西洋哲学史

エピソードで読む西洋哲学史
堀川 哲著
PHP研究所 (2006.4)
通常2-3日以内に発送します。


 旧制高校(って打とうとしたら、最初に変換されたのが「急逝」だった、時代を感じるなぁ)の生徒が放歌高唱してた(この「放歌」も「高唱」もやはり即は出なかった)デッカンショ〜。父から聞きかじり、デカルト、カント、ショーペンハウエルの3人の哲学者の事だと知って以降、哲学というのは、小難しく無縁のものだと思っておりましたが・・・

 著者によりますと、人生の時間つぶしのためにあれこれ考えて生まれ出た人生観が哲学なんだそうです。そういわれると、毎日悩みつつうろうろ生きてる自分もなんか哲学的な気分になれます(笑)。

 大学でこんな先生が講義したら、面白いだろうねぇと、私は清水幾多郎先生のお嬢さんの授業の事をちょいと思い出しました。(でも、スピノザという名前と、痩せ枯れて顔色が悪く、語りの面白かった彼女の横顔しか覚えてません。授業中も喫煙を生徒に許可し、自分も吸う、今の時代なら赦されない程のヘビースモーカーなので、つい先年平均寿命に達せず亡くなったかと思いますが・・・・確か新聞の訃報欄で見た記憶があるのだけど、今検索をかけても先生の名前は出れども、訃報が出ない^^;)

 いずれも理屈っぽいというか頭の良い方々ですが、人生は島倉さんの歌じゃないけれど、色々。男女関係にだらしない(何故かフランスに多いと著者)方もおられれば、謹厳実直系(ドイツに多いとか(笑))やら、ジタバタ死ぬ方あり、従容と死に赴く前に冷静な自分史を残す人ありと、読んでるだけで面白く、哲学=難しいではなくて、哲学者=面白い、変な人?で読まされちゃいました。

 あなたのそばにいるあの変な人(もしかして、あなたも?)は哲学的だったりして!?(笑)

kaikoizumi2005 at 21:22│Comments(0)TrackBack(0) 自叙伝・人物評伝等 

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