2014年06月06日

□日本人はなぜ美しいのか

禅宗寺院の僧侶にして、禅の庭のデザイナーでもある著者は、これまで禅的な生活や考え方のたくさんの著者が有りますが、この本は、日本人の特長である禅的美意識を説いています。

美しい日本をうたいながら、いつか来た道に行きそうな言動ばかりの方もいますので、この本もそういう方にかかれば、日本人の優秀さと、それに引き換え・・・と持って行かれそうですが、著者は他のタイプの美意識を下に見ている訳ではなく、長年培ってきた日本人ならではの美意識を上手に活用しなさいと説いているのだと思います。

既に日本の美は、世界的リーダーには認められているとスティーブ・ジョブスらの例を引いて、述べています。
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kaikoizumi2005 at 12:10|PermalinkComments(0)人生訓・生き方のヒント等 | 携帯からの投稿

2014年05月12日

★ゼロ

  時代の寵児から、一気に塀の中(実際は一気に、ではなかったのですが、イメージ的には、です)に堕ちたホリエモンこと、堀江貴文氏による自伝的ビジネス書。

  そもそもホリエモン誰?の頃から、無料プロバイダーとして、ありがたくlivedoorを使わせていただいていました。節約ネタには、まだlivedoor礼賛が残っているかも知れません。

  そして、このブログも、livedoor。読書ブログは節約ブログよりも日が浅いですが、それでも、もう八年以上場所を借りています。続きを読む

kaikoizumi2005 at 17:16|PermalinkComments(0)自叙伝・人物評伝等 | 人生訓・生き方のヒント等

★小説・北方領土交渉 元外務省主任分析官 佐田勇の告白

  鈴木宗男氏と共に逮捕され、外務省のラスプーチンと呼ばれた元外交官、佐藤優氏による小説の形をとった外交秘話。

  正直なところ、小説としてはへたくそだと思います。例えば視点がぐちゃぐちゃだったり、ちょっと戻って読み返さないと混乱するような書き方をしている箇所が気になりました。

 しかし、それでも読まされるのは、ロシア通の外交官としての、一般が知らないような話を臨場感を持って描いているからです。続きを読む

kaikoizumi2005 at 16:45|PermalinkComments(0)評論・社会事象評価 

2014年04月29日

★とっぴんぱらりの風太郎

 ぶっちゃけ正直に書いちゃいます。

 万城目ファンなのですが、それだけに、彼の作風かくあるべしという思いが強いのかも知れません。



 今までの万城目作品は、奇想天外、笑える場面が多くて、あるいはしんみりとにせよ、血の雨が降るような場面はなかったのですが、この作品は大阪落城直前の戦国時代末期とはいえ、実にスプラッターな表現が多くて、映像化された指輪物語を見た時のような違和感がありました。

 忍者の厳しい修練を描いたから、必要な記述だったのさと言われればそれまでですが、せっかく、豊臣家の象徴である瓢箪の妖ともいえる居士という奇想天外な存在を描いたのだから、ジ・エンドも笑える方向性に持っていって欲しかったのですが・・・

 万城目作品に特徴的な繰り返しのどんどん話的な展開が、本作では舞台が大阪落城だから仕方ないとは言え、暗い方向性に転がっていくので、愉快爽快(いったいどこの温泉の宣伝だ?というフレーズですな(^^ゞ)がないのです。

 直木賞の選考で「無駄に長い」という類の評があったというのが頷けます。新聞に連載という事で、ある程度の長さが必要だった? 肩に力が入っちゃったのでしょうか?

 瓢箪好きと、遺された秀頼公の遺児というのが、プリンセストヨトミにつながるんだろなぁ・・・と仄明るさが見えない訳ではないですが、たくさん振り回された割にはこの終わり方はなんだぁ〜というのが読み終わっての感想です。


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kaikoizumi2005 at 22:29|PermalinkComments(0)小説・物語 

□もしものときに迷わない遺品整理の話

 久しぶりに本が好き!の献本をいただきました。



 私自身、親の遺品を整理した経験があります。ただし、母亡きあとは逆さ縁に泣きながら、気丈な祖母がだいぶん片づけてくれたし、父亡き後は、モノをあまり買わない、やたらと筆まめな人だったので、終われたのは紙類の始末だけでした。

 ですが、それだけでも決して楽な作業では無かったです。特に、親亡き後の空き家となった家に入り込むと、付喪神という言葉が生まれたわけがわかるような・・・主の亡くなったモノたちから発する妖気に近いようなものを感じ、故人への懐かしみとはまた別な感じを味わいました。

 この本では、遺品整理のプロである著者が体験した、様々な現場をプライバシーが特定されないように加工しつつ紹介していますが、読んでいて、自分の体験したのは、しんどいようでも、かなり楽な方だったとわかりました。続きを読む

kaikoizumi2005 at 22:03|PermalinkComments(0)実用書 | 人生訓・生き方のヒント等

2014年02月09日

□キリコはお金持ちになりたいの

  昨今、とんと読書熱が落ちた私が、ソチオリンピックの最中に二日で読み終えた本です。止まらない!暴走系ミステリーであります。




 ヒロインはタイトルどおりキリコといいます。漢字で書くと霧子。見た目はミステリアスな雰囲気ではなくて、しっかりものの腕のよい看護師さん。ですが、名は体をあらわしているのかどうか、霧に包まれたような母親失踪(男と駆け落ち?)にまつわる心の傷を負っています。

 そのせいか、シングル女性としてはなかなか高級な住まいから始まって、高級ブランドを身につけるなど、モノに依存した傾向が見られるのですが、それが決して、誰もが知っているようなミーハーブランドではなく、知る人ぞ知るブランドで、持てば持つほど、次の高みに挑みたくなっている最中です。なので、勤務先では公立病院と同じように謝礼は受け取らない筈が、キリコだけはこっそり患者さんからの付け届けを受け取っている様子。

 勤務先でキリコが偶然にも出会ったのはかつて華やかでおしゃれなくらしをしていた小学校の同級生、志保。転校後、音沙汰がなくなっていた彼女の今はモラハラ夫に縛られた不幸な境遇。 

  もうひとり、キリコが気にしていたのはドジ間抜けが多いく、容貌もいまいちの後輩看護師の梢。DV男である父親と別れた母親が、またよりを戻して、自分と優しい弟をあてにしているらしいと知って愕然としています。続きを読む

kaikoizumi2005 at 23:59|PermalinkComments(0)小説・物語 

2013年11月20日

□世の中それほど不公平じゃない

  恥ずかしながら、子どもの頃から、新聞の人生相談を読むのが好きでありました。ついでに、母がラジオを流している時に聞こえてくる人生相談にも耳を傾けておりました。子供向け雑誌から、ティーンズ向け、大人向けの雑誌まで、人生相談が載っていると、占いより先に目を通しておりました。

 ところが、結婚してからは人生相談欄のない地方紙を購読していたので、日常的に人生相談を目にする機会がなくなり、また、自分が人生相談したい程の悩ましい時期を(今も時々落ち込んではおりますが)過ごした後、美容院や病院の類や、知人、友人宅で手に取る、雑誌、新聞の人生相談を見ると、かつてと随分様相が違っているなぁと思いました。

 偶然にも、この本を読む前に図書館に棚にあった落合恵子さんが、読売新聞紙上で行っていた人生相談をまとめた新書を読んでいたので、なおさらそう思いましたが、かつてのように、断言バリバリ型の回答はほとんど見られないことに気付きました。

 いまどき、断言して、やるな、やれと言うのは、人生相談ではなくて、ちょっと危ない占い師のオバサンだったりします。続きを読む

kaikoizumi2005 at 17:48|PermalinkComments(2)人生訓・生き方のヒント等 

2013年11月11日

□ニッポン西遊記

本が好き!の献本です。

この本を手に取る直線に映画館で見た「さよなら渓谷」で著者にお会いしました。

最終的にはやわらかくなるけれど、序盤では賢そうだけど冷たく、多少ヒステリックな雰囲気を漂わせ、実生活でご一緒したくないタイプのキャリアウーマンという設定でした。

その直前イメージが強いまま、本書のページをめくると、あーら不思議、いえ、その不思議をこなすからこその女優さんなんですが、知的な部分を残し、スクリーン上に漂っていたこわいイメージはきれいさっぱり無くなり、観察眼に優れた感受性豊かな女性がいました。


仕事やプライベートでの海外の辺鄙な場所訪問で、先住民たちの叡知に触れているうちに旅中毒と化したという著者が、五年ほど前に、今、日本だ!と強く思うようになってからの紀行ですが、日本の旅への目覚めから、西遊記メンバーとのつながりが出来るまで、巡り合わせという言葉にふさわしいご縁があり、著者を三蔵法師に見立てて、悟空、沙悟浄、猪八戒の総勢四人がメインメンバーの古事記のゆかりの地めぐりが始まりました。

旅程の中には今年が節目の年で観光スポットとして大にぎわいの出雲大社や伊勢神宮と言った超ポピュラーなところもありますが、大概は一般的なパックツアーでは、まず行かない場所ばかりです。

古事記の記述にしたがって、国産み、天岩戸開き、国譲り、天孫降臨、海幸彦と山幸彦の兄弟喧嘩、神武東征の章立てになっています。
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kaikoizumi2005 at 23:59|PermalinkComments(0)携帯からの投稿 | 歴史・地域情報
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